ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『きっと、うまくいく』をシネマート新宿1で観て、気持ちいいくらい詰め込んだねふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ぎゅうぎゅう】

インド映画の尺が長いとは言え、よくもこれだけ色々詰め込んだものだ。
いや、別に悪くない。見てる最中には全く詰め込みを感じさせない。
電車に乗ってデパートの店内を回るかのように、次から次へと場面は展開し、
常に情報を整理しながら進んでいるので、急展開に驚きこそすれ、
飽きたり、迷子にはならない。凄いな。

主役のランチョーを「邪悪なジュード・ロウ」と言ったら公式ツイッターに「新しい」と誉められたよ。呆れられたのかもしれない。
一人称で喋る語り部役のファルハーンは「邪悪が薄いカンニング竹山」。でも、パンツは見せる(ファルハーンだけ見せる訳じゃないけど)。
貧乏なラージューはちょっとジェフ・ゴールドブラムに似てるかもしれない。
俗物サイレンサーは鄢いニック・モラリス。イライラさせられる。でも自分が勉強やってる時に相手を堕落させるという戦略は『エリート狂想曲』の片桐哲矢だってやったのだから、顔の良し悪しって残酷だ。
紅一点ピアはアンジェラ・アキっぽいけど、まあ、あのウルトラセブンみたいな眼鏡で長い黒髪なら大概はアンジェラ・アキに似るだろう。このピアは「ブチャイク」とまでは言わないが何となくそんなに好みではない。畜生「シティロード」でも「アングル」でも連れてこい(下らない事を言ってますが血迷ってはいません)。

ランチョーがね、いい奴なんですよ。
物語が進むにつれ、ランチョーのいい所がどんどん出てきて、そして、ファルハーンやラジューもどんどんいい奴らになっていく。うまく出来てるなあ。ラスト前に幾つか山場があって、ハラハラドキドキがあって、ラストは最初から分かってるようなハッピーエンド。だが、別にそれでよし。

原題が『3 idiots』3人のオバカ。
内容とのリンクはこっちがズバリだが、邦題もそんな悪くないと思う。
それにしても、この映画に限らず、マサラ映画では高尚な人は出て来ないのね。
その世界観って何だか落語みたいだ。
みんな庶民で、感情表現がデカい。
人は万能じゃない。みんなどこか欠落を持ってる。
でも、それは欠点ではなく、素晴らしい事なのだって、肯定的な人間観もね。
題名は『三人与太郎世直し音頭』でもいいんだけど、
やっぱそれでは集客出来ないだろうなあ。


【銭】
新聞屋系のタダ券をいただきました。

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コメント

この作品、ホント目からウロコでしたわ。
こういう作品をインドという国が作れるんだと。
(先入観ってアカンですね。)

まあこういう作品と出会える事が映画の素晴らしさなんですけど。
ホント、ランチョーいい奴だったなあ。

  • 2017/07/30(日) 21:19:16 |
  • URL |
  • タケヤ #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、タケヤさん。
インド映画もピンキリだとは思うけれど、キリはわざわざ輸入されないんですよね。あの長さでつまんないのは地獄(地獄に当たった事もある)。

  • 2017/07/30(日) 21:39:40 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
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きっとうまくいく

【解説】 インドで製作された、真の友情や幸せな生き方や競争社会への風刺を描いたヒューマン・ストーリー。入学したインドのエリート大学で友人たちと青春を謳歌(おうか)していた主人公が突然姿を消した謎と理由を、10年という年月を交錯させながら解き明かしていく。...

  • 2017/07/30(日)21:15:27 |
  • タケヤと愉快な仲間達

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