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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『SHORT PEACE』をシネマート新宿1で観て志の低さにご立腹ふじき★

五つ星評価で【★お前らこれは作品として恥ずかしいという事を意識してないだろ?】

凄く低い評価である事は承知。
でも、こんな客意識の低い映画を誉める気はさらさらない。
気に食わないのは5本も短編を集めておきながら、
オチの効いた話が一つもなかった事だ。

うわあ、いかさねえ。

何がクール・ジャパンだ。
そのトップランナー達は話にオチも付けられずに、
見た目や技法の華麗さにばかり目を効かしている。
政府が形だけ支援してるクール・ジャパンみたいな出来でかっこ悪いよなあ。

私は映画を観て「ああ、綺麗だった」と言う感想よりも
「ああ、面白かった」という感想を漏らしたいのだ。

若い時に多摩の公民館を渡り歩いて、
カナダやヨーロッパの短編アニメを貪って見ていた私が断言する。
こんなスカスカな短編アニメを日本代表みたいな顔で外に持ち出すのはやめてくれ。
基本、海外の短編アニメは選別されてくるからかもしれないがどれも面白い。
ちゃんと落ちが付いてる。
一応、一本の独立した短編としても成立しうるのは『九十九』くらいだと思う。

それにしても、何で、こんな「好きな映画の一部分だけを切りぬいてきただけ」
みたいな作品になってしまったのだろう?
何故、それをプロデューサーはダメ出ししないのだろう?
ダメ出しできないほどみんな偉いのか?
ダメだ。企画が間違えてるとしか思えない。

技法や画力が高いのは一見かっこいいが、
セルアニメや紙アニメであっても、きちっと話を閉じてくれれば
どう描かれたかなんてのは本来気にならないのだ。
どうにもね、美しい絵や高度な画力が提供される事で
「見て見て、僕、こんなに絵が上手いんだよ」
と目をキラキラされてるみたいで気持ち悪い。

これが大友克洋が中央にいる企画ではなく、
故手塚治虫の知られざる短編を元にみたいな企画だったら面白かったろうなあ。
手塚治虫は大友画伯の画力には到底及ばないが、
作品内での話術の巧みさは大友画伯の百倍巧みだ。

軽くそれぞれ。
◆『オープニング・アニメーション』
 オチはないけど、これは表紙だからこれでいい。
◆『九十九』
 大きなオチはないけど、これはこれでコンパクトに収まってて悪くない。
 この時点で全てがこんな「そんなこともありました」で終わるとは思ってなかった。
◆『GAMBO』
 ウルトラファイトかよ。熊や鬼の質感は素晴らしい。でも、それだけだ。
◆『火要鎮』
 そんなところで投げて終わるな。絵は美しいが、
 美しい絵に専念されたからなのか心には響かない。
◆『武器よさらば』
 唯一、オチらしき物がある作品。
 オチとしては弱いし、ちゃんと扱ってやってないからオチに見えない。


【銭】
火曜シネマート新宿のメンバーズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
SHORT PEACE@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
SHORT PEACE@ノラネコの呑んで観るシネマ
SHORT PEACE@映画的・絵画的・音楽的
SHORT PEACE@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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