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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『飛べ!ダコタ』をシネマスクエアとうきゅうで観て、いい話感が気になるふじき★★★

五つ星評価で【★★★「いい話」感が映画っぽさを損なう】

まず「戦争」をかなり分析した脚本に敬意を表したい。
それは脚本の隅々にいいセリフとして残っている。
残念なのはそれが映画内で「衝突」の形で描かれなかった事だ。

なので「いい話だったけど綺麗事感」が強くなってしまった。
どうもこの「いい話感」が強くなり過ぎると、TVのいい話系に近くなってしまう。
そういうの映画好きは嫌うので妙に評判が回って来てない気がする。
そんなに見られてないだけか?

戦争がよくない事は一般論として誰でも知っている。
ただ。知識と感情は別で、その戦争が終わった直後に、
敵兵が訪ねてきたら握手が出来るのか。
映画内では近親者を亡くした者も多く、それぞれが葛藤するが、
日本人とイギリス人との間で大きな争いはない。
現実、そこはなかったのかもしれないが、
大きな諍いが見られない事に作為を感じてしまう。
ただ、映画の中と同じく通訳が一人しかいない状況では
実務を中心として粛々と働き、衝突など起きている余裕などなかったのかもしれない。

まあ、殊更に悲劇を要求するのも間違っているだろう。

さて、戦争についてだが、
イギリスの軍機を佐渡から飛びだたせるために滑走路作りを行い、
すっかりイギリス人と仲良くなったおばちゃんが戦争に対して
「戦争を起こしたのは軍部の偉い人に騙されたからだろう」と言う。
「いや、あの戦争はわしらが起こしたんだ」村長がすかさず答える。
「また、難しいこと言って、村長の話はわかんねえ」すぐかわされる。
特にここを評価する。

戦後の戦争映画では悪者は軍部だ。
軍部を悪者にするのは大変、都合がいい。
基本、戦争の為に存在する集団が戦争したがってるという考えは
ストレートで受け入れやすい。

だが、最近の映画では民衆が戦争を希求していたとする説がかなり有力だ。
日本国はあまり戦争に適していない。
戦争を継続して続行せしめるだけの資源が国内にないのだ。
なので、現地調達しながらみたいな、無茶な戦争になる。
食料くらいはそれでどうにかなっても武器や資源などはそう簡単にはいかない。
だから、確実に短期で美味しい目を見れる戦争しか日本は手出ししない方がいい。
ヒット・アンド・アウェイで一発ぶっ叩いて、逃げて和平が日本の求める戦争だ。
いくら何でも兵站に無理がある事を軍部が把握してない訳はないだろう。
すると、やめられない状態が外堀を埋めて作られた。
国民世論やマスコミが空気を作った。
だから、軍部に騙された訳ではなく、国民が軍部を追い込んだのだ。
そして、国民にはその罪の意識がない。

日本は怖い国だ。

戦争があったら、又、国を挙げて戦争に取り組むに違いない。
だって、過去の反省が活かされず、今でも煽るマスコミは健在のままで、
話題が戦争ではないが、未だに正しくない煽り方をする癖は治っていないのだから。


比嘉愛未ちゃんはめんこい。
しかし、こんなにセクシーさが一片もない小学生みたいなめんこさでいいんだろうか?

洞口依子すっかりおばさんだなあ。

柄本明とベンガルと髭の綾田と東京乾電池が3人。
蛍雪次朗がいなかったら綾田の配役は校長先生だろうなあ。
ガテン系頑固おやじベンガルは美味しい役。

脚本に友松直之が入ってるのに、血を一滴も流さずによう耐えた。



【銭】
チケット屋で前売券を300円で購入。底値で200円を確認。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
飛べ!ダコタ@ぴあ映画生活
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