ともかく、映画の中の料理がうまそうでたまらないんである。
主役を張る藤竜也と中谷美紀は熱演。
だけど、この映画の中で一番の演技を選ぶなら平泉成。人は物を食べてこんなに美味そうな顔ができるんだと言う顔をしてくれます。味覚に対する総合博物館があるなら、平泉成の生首を刈り取って電子制御で神経に電流通して何回もこの顔を再現して展示すべきである。いや、一人の平泉成の犠牲で味覚文化に貴重な一頁が刻まれるなら、犠牲は犠牲で惜しくない。生首刈られる平泉成は反対だろうけど、そんなの民主主義の多数決で乗り切っちゃえばOKだ。
エンドロールで監督が三原光尋と知る。ライト(と言うかベタを恐れない)コメディー監督と言う認識だったので、こんなもんも撮るんだって驚きがちょっとあった。驚くぐらい驚く展開がない映画なんだけど、実直であらん、という意思だけはとても強く感じる。
【当日入場料金1500円を普通に支払った】
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