ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『5つ数えれば君の夢』をシネマライズ渋谷で観て、女の子かわゆしふじき★★★

五つ星評価で【★★★女の子と話にグッと来るが、そんな自分を諌めたりもする】
  
大和結希監督によるアイドル東京女子流5人を主役にした青春映画。
女子高の文化祭で開かれるミスコンを舞台に、
①実行委員、②園芸部、③孤高の参加者、④グループ閥の参加者、⑤その依存女子、
5人の思いをそれぞれ丁寧に切り取っていく。

切り取る時間は公平だが、話の上でのホーム、アウェーはもちろんあって、
個人的な思い入れでは②③①⑤④の順に好き。
みんな、かーいーのだが、④⑤はダークサイドだから切ないながらも損な役回り。

④は男子に好かれる為にステータスを欲しがるが、その到着点は空虚で何もない。
⑤はその④に対して絶対的に信仰するが、⑤の内部には愛と言う名の依存しかない。
④⑤はステータスを確保する道程で邪魔になる②③を迫害する。
③は④より上のレベルにあり、それが暗黙に認められているので迫害される。
ただ、③にとってミスコンは学校生活の中での一部にすぎない。
③が迫害を受けても曲がらないのは、迫害が③の核心部分への痛みではないからだ。
②は③の為に迫害を受ける。それは②の核心部分への痛みである。
②は③が行なう②の痛みへの中和により、自分自身の痛みの再確認をする。
②が恐れるのは世界が敵に回ることだが、世界を敵に回す決意をしてもよいと悟る。
その時、②が求めた③は目の前にいない。
②から見た③は新しい世界への入口だが、
③から見た②は古い世界の出口になってしまった。そこに接点はない。
①は②③④⑤と直接の交渉はなく、独自に家庭環境で悩みを持っている。

それぞれがそれぞれ、色々な思いを持っている。
②と③のドラマ、④と⑤のドラマは分かりやすいが、①のドラマは分かりづらい。
これは①のドラマが概念論の応酬で出来ているが、
その概念論の応酬が普通に「普通じゃない」レベルだからだ。
あんな数学の問題にあるような恋愛論は面白いのか、話せるのか?
女子高生になった事がないから、よく分からないが、
やはりあれは、お話になったからこそ、
セリフに焼き付けてできあがった応酬なのではないか?

作者(脚本兼監督)は自分が言いたい事を言わんとするが為に、
作中の登場人物が話さないような事を喋らせたのではないか?
そこの部分が信用できない。

あと、減点としては、とても残念なことに
③のプール落下場面が美しく撮れてない事もあげられる。
おそらく撮り直しをする余裕がなかったのだろう。残念なことだ。

加点としては、おそらく主役の5人は素人みたいなもんだろう。
それぞれ出ずっぱりではないが、素人5人出して映画を成立させるって偉い。

もう一つ加点。あの制服がオリジナルか、イベント用衣装か、映画用衣装か、
全く分からないのだけど、実に可愛らしい。


【銭】
シネマライズ日曜最終回1000円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
5つ数えれば君の夢@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
5つ数えれば君の夢@タニプロダクション
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