ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『シンプル・シモン』をユーロスペース2で観て、可愛い事作りやがるなふじき★★★

五つ星評価で【★★★寓話だと思う】
一見リアルでにありそうに見える話なのだが、
主人公のアスペルガー症候群持ちのシモンが
ちょっとほっとけない系のイケメン分類という所が寓話だと思う。

リアルにアステカイザーもとい、アスペルガー症候群の人間と
付き合った事もなければ、目にした事も、触れた事も、食べた事もないので、
どんな外見とか、どんな印象とかってのは想像の範疇でしかない。

彼らを特徴づけるのは、優れた特性は持つが、コミュニケーション障害があり、
ある決まったルールへの執着が顕著で、それらの変更を嫌がる。
つまり、病気で治し難いので、同居者のライフスタイルを
彼ら向けに合わせる必要が出てくる「究極の自己中」と思えばよいだろう。

この同居者が彼らに合わせなくてはならない辛さは
映画内でも描かれていたか、実際はもっと厳しいものだろう。
映画内の兄弟はまだコミュニケーションが取れているからだ。

いいよな。
ああいう風に自分を世界の中心に据えて、
全く変わらない暮らしをしてみたいよな。
私なんかはそう思う性質である。
なかなかそうは出来ないのは、相手の事も考えてしまうし、
軋轢を起こすのがしんどいからだ。

だから、シモンが周りから何一つスポイルされず、
好かれたり、みんなか手を貸したりしてくれるのは
ちょっと夢見がちに見えてしまう。

例えば、シモンが金子信夫だったらイヤだろう。
要はそういう問題だと思う。いや、バリ外見の話ではなく、
暮らしているうちにイケメンではなく、
悪魔のように見えてしまうのではないか、と言っているのだ。
だって、彼らは自分の生活に関するルールを定めるのに、
彼ら自身は他のルールに従ってくれないのだから。
そんなんイライラするに決まってる。
イライラするのに口答えも成立しないのだ。

そんな悪魔にも思える自己中シモンに対峙して
コミニュケーションを図ろうとするイェニファーがステキすぎる。
あんなステキな彼女がそんなにいいタイミングで
たまたまフリーになるなんて、いいなあ、絵空事は。
絵空事に蹂躙されたいよなあ、俺も。
イェニファーいいなあ。外見も好みだけど、内面が素晴らしい。

にしても、こんなに口当たりがいいなんてたまらんなあ。
あまりに口当たりが良かったので躊躇して浸れなかったよ。
こんな気持ちいいのに身を任せちゃダメだってシグナルが点灯した。
だから星三つまでで四つはあげなかった。

普通の劇映画としての終り方とオオトリの落とし方も
なかなか気が利いててようございました。


【銭】
ユーロスペース会員制度の前年の有料入場9回分のポイントを使った。もうこれでユーロで使える分は打ち止めか?

▼作品詳細などはこちらでいいかな
シンプル・シモン@ぴあ映画生活
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