ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ゴジラ デジタル・リマスタリング』をトーホーシネマズ六本木3で観て、デジタルリマスタリングを考えてみるふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ゴジラはそりゃあいいでしょ。このリマスタリングもよい仕事だったが、デジタル・リマスタリング全体に対して私は懐疑的だ】  
この映画での、デジタル・リマスタリングとして、足しすぎない、消しすぎないという姿勢を支持したい。初公開時はこう見えていた筈だというのが基本で、デジタル化の際に汚れ、ゴミ、傷などを除去し、コントラスト、シャープネス(モノクロだからカラー調整はなし)を1コマ1コマ調整した。とても当たり前、かつ、大変な仕事なのだが、最近、変なデジタル・リマスタリングに何例か会っているので、当たり前でホッとしてしまった。

変なリマスタリング例
『スター・ウォーズ』 特撮の荒消しを後からやってしまった。
 ファンが怒ってるのは、それよりストーリー改変だったりするが、
 元々の映画を否定するような改変を加えてはいけない。技術的な面も含めて。
『エル・トポ』リマスタリングの際に不要なモザイクを追加。
 今、最も恥ずかしいリマスタリング作業と断言していい。
『フリークス』かなり悪いポジを使用して、修正など加えずに
 リマスタリング。とても汚い状態のフィルムが使われたにもかかわらず、
 デジタル・リマスタリングされたという事実により、フィルム破棄は
 スピードを上げて進むだろう。
 もっといい状態のフィルムが残されている可能性だってあるし、
 それがダメフィルムの影響で、破棄される目にあってしまうかもしれない。

矢口史靖監督の『ウッジョブ!』は撮影の際、
デジタル機材を使用せず、フィルムによって撮影された。
アナクロニズムによって、それが選ばれた訳ではない。
デジタルで撮影された映画の方がフィルム以上に短命である可能性があるからだ。
基本、フィルムは従来同様なので、マスターフイルムの取扱いに注意すれば
100年弱持つ事は分かっている。
デジタルには実績がない。不安定である。
だが、実のところ物理的にダメと言う心配は低く、
デジタルの規格が変わる可能性が強く心配されているのだ。
大雑把に言っちゃうとベータでマスターを作っていたのに、
周りがVHSたらけになってしまった為、ベータのマスターは全滅、みたいな。
これと同様の事象がデジタル規格において起こらないとは断言できない。
日進月歩の成長を遂げている分野だから、起こる方が可能性が高いだろう。

大丈夫、大丈夫。デジタルにしといたからもう全然大丈夫。
そんな保証はない。しかも、それは知られていない。
怖い事だ。


ゴジラのリマスタリングは最初に言ったように良かった。
映えるモノクロ画面。
聞きやすくなった音声。
ゴジラの特撮はちょっとだけ今の目線から
チャチさが目立つようになったかもしれない。
海や山に現われる上半身パーツのゴジラとかマペットっぽい。
それもこれも規格が生き残ればこそめでたいという話なのてある。


【銭】
新作ゴジラの前売券持参により500円で鑑賞可能。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版@徒然なるままに
ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版@SGA屋物語紹介所

PS  「だが、あの芹沢教授が最後の一匹だったとは思えない」
PS2 「勝ったのは我々ではない。芹沢教授達だ」
PS3 「♪命、みじかし〜」
    「山根教授しっかり」
    「ジャンカジャンカジャンカジャンカ」
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