ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『小指ラプソディ』をユーロスペース2で観て、ちょっとずつ違う感ふじき★★★

五つ星評価で【★★★面白いけど、映画というよりは演劇向き】  
銭湯の風呂に入ってる7人の男、番台にいるマドンナへの告白権を賭けてサウナ我慢大会が始まる。なかなか面白いのだけど、最初の設定にリアリティーがないので、そういう事が許される「演劇公演」みたいだと強く感じる。
1ショットで見せられれる背景といい、本当に舞台向きだ。
演劇は一つ本当があれば成り立つが、映画は一つ嘘があると壊れる。

7人はギリギリ分別に手間取らない(全員裸だからパッと見分かりづらくはある)。

柄本時生の硬質な童貞と、オタク役の人の軟質な滑りトークに目が行く。
上田耕一はすっかり枯れた老人になってしまった。
渡辺哲のモンモン姿と意地の通し方に凄い説得力があるのだが、あれが渡辺哲という気持ちの悪い役者じゃなかったら、「何でそんな行動取るの、おかしいだろ」と冷静にツッコミ入れたくなるに違いない。そういう意味では、あの自傷の説得力は薄い。あと、自傷に関係した映画タイトルにも必然性をそんなに感じない。

30分という長さは作品内容としては適量だけど、興行価格としての1000円は高い。60分1000円ぐらいの肌感覚化あるから、500円くらいに抑えてもらえると嬉しいのだが。

あ、あと、中村靖日が絶好の格好悪さ。


【銭】
1000円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
小指ラプソディ@ぴあ映画生活
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