もう、このアイデア一発である。
さびれたどうでもいい下町に三人のエリートスパイが配属されるが、一人はバカになりきり、一人はロッカーになりきり、一人は冴えない学生になりきる。何でそんなもんにという疑問を通常だったら抱くのだが、「北朝鮮」という不可解なキーワードの前に何となく納得させられてしまう。何をやらかすか分からないという意味で「北朝鮮」には説得力がある。最終的に、彼等の任務は任務として成立しない事に価値があったという皮肉、無能である事が有能の証という『カンパニーマン』みたいだ。
前半はバカを装う主人公の北朝鮮スコープで見た緊張感あふれる日常をコメディーとして描き、後半は大アクションによりその真の能力を見せつけ、ラスト唐突に泣かせるという、気が狂った構成を乗り切っている。監督いい手腕だ。でも、アクションはちょっと長いな。
バカとスパイをちゃんと演じ分けてるキム・スヒョンがいい。
そう言えば綺麗な姉ちゃんはオマケ程度にしか出ない。
恋愛まで盛り込むのは無理があったのだろうな。
【銭】
新聞屋系の招待券を貰った。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・シークレット・ミッション@ぴあ映画生活
PS しかし、宣伝が控えめだな。
DVDとか売れれば元が取れるから劇場は抑え目でみたいな戦略なんだろうか?
面白さに見合ってお客は入ってほしいなあ。
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