『セデック・バレ』のスタッフがドラマを補完するように作りあげたドキュメンタリー。154分。2時間34分。なげーよ。ドラマは劇伴や話運びから多少、長くても引き込まれて見てしまうが、証言主体で抑揚を効かせづらいドキュメンタリーで154分は長い。「おっ」と来たり、引き込まれたりの証言は幾つもあるのだが、その長さの前に退屈のイメージの方が勝ってしまう。バジバシ斬るべきである。同一事象の複数証言による検証、精緻化などはいらない。作品としては斬って、映像素材としてDVDなどの特典にでもすればいいだろう。全てを観客に立ち会わせるほど、観客はこの事象に関心を持っていない(通常、どんな事象にも観客は強い関心を持っていない)。関心を持たせる為には、斬ってテンポを良くし、言いたい事のメリハリをハッキリさせるのだ。
映像はかなり綺麗だし、発見も多い。
だけど、自分はそれだけでは退屈に勝てなかった。惜しい。
【銭】
シネマート、月曜メンズデー1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・セデック・バレの真実@ぴあ映画生活
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