ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『GEIDAI ANIMATION 06DOWN』をユーロスペース1で観て、ごっつい感想文だふじき★★★ @geidai_06_DAWN

「東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 第六期生修了制作展」と言うのが日本語での正式名称。学生さんの発表会を映画館を使って、なおかつ一般にも開放してという企画。昔はこういうのは自主上映スペースが手掛けていたんだが、経営の厳しいミニシアターが手を挙げるなら、一般映画館でやれる方が普通にいいだろうから、こっちに来るよなあ。
という事で、客は私一人を除いてみんな若者(少なくとも見た目は)。
私一人がアウェーでイレギュラーな状態。
まあ、仲間に入れてください。
仲間由紀恵に入れさせてくださいとかじゃないから(下ネタかよ)。
基本、発表会は外部の反応が欲しい筈なので、
私みたいな一番、自分たちと接点のない客を大事にしないといけない。
そういう機会を得たくて一般に公開してるのだと思う。
いやあ、肉布団用意して、そこに埋もれながら見たいとか言わないからさあ。

で、アンケートを書くと公開作品のプログラムをくれると言ってたけど
上映終わってからの発言だったし、全員に均等に配っていた訳でもなかったので今回は書かなかった。
というか、いかん、いかんだろ。
こんなのは押し付けてでも1人でも多くに書かせるものなのだ。
基本、学生はそういう点で図々しくなくてはいけない。
金を使わずに熱意を使え。

私が観たのは3/16(月)プログラムで、『一年次作品2015 A(30分)』『第六期生終了作品(75分)』という組み合わせ。ユーロで予告見て、なんか面白げと思って見る事にして、この組み合わせを選んだのは「トークイベント」を避けたからだ。よっぽどの話芸の達人でもない限り、知らない人の事を知らない人が語るのを聞いてもつまらん。だから、「トークイベント」の代わりに上映が入っている月曜か火曜を狙った。「トークイベント」を全廃した方がいいとまでは言わないが、それが内省化を推し進めるのなら、やはり機会は減らした方がいい。それは、研究室でやればいいのではないかと思う。やるならやるでチラシに作家の作品写真の一枚も載せておくべきだろう。

『一年次作品2015 A(30分)』『第六期生終了作品(75分)』では、実は『一年次作品2015 A(30分)』の方が面白かった。それは『第六期生終了作品(75分)』が完成度を優先させる為に「よい作品」になっているが、その為にどれもまとまってしまっている感が強く、同型類型的な物を長い時間で見せられて、ちょっと飽きてしまったからだ。「修了作品」という事で、各々これが自分の名刺代わりになるというのなら、もっと個性を活かした作品の方が良かったのではないか。名刺として大事なのは個性であって、多くの人材を使いこなしたプロデュース能力ではない筈だ。仮にそのプロデュース能力を喧伝する必要があったとしても、全員がその方向であっては抜け駆けできず主張たりえない。なので、未完成であっても、各々が自分の出来る事を色濃く出してる『一年次作品2015 A(30分)』の方が面白かった。基本、作者の人柄とかを一切知らず(たりめーだ、全くの他人だもの)外部参加者だから、尚更そうだったのかもしれない。

以下、ピンポイント感想。
◆『The Yellow Ball』おっ、普通に大丈夫そう、という感じでツカミはOK。
◆『すこやかな歪み』映像の白の部分の綺麗さよ。
◆『チュン子のなんで?』前に上映しているのとの落差がいい。イメージで言ったらこれが一番強い。
◆『黒い猫』小品として理想的なアングル。目の届く所に絵がある感じ。
◆『Templex』どう見ても作者の実感が出すぎてるのが好感が持てる。
◆『Will Hatching Day Come?』アニメの登場人物に日常的な感情がちゃんとあるのは凄くホッとする。ここまでの作品で、そういう感情が書かれてる作品がなかっただけに、とても心証がいい。
◆『通り雨』雨だなあ。あまりイメージが残ってない。失礼

◆『超ラジオ体操』この言ったもん勝ち感がいい。今回では奇行である事は承知の上で、これが一番好き。
◆『Tepid Bath』よいぼわっと感。
◆『Helleborus Niger』言葉なしに設定が分からなかった。
◆『その家の名前』分かりやすくて気持ちよし。
◆『Holy Shit!』個性がダダ溢れててよい。
◆『しいな』カタツムリの絵しか記憶がない。
◆『ズドラーストヴィチェ』好人物は良し。
◆『月夜&オパール』失礼記憶欠落。
◆『白いうなばら』グラス入りのメッセージで何をしたいのかかよく分からない。
◆『きつね憑き』カラーのピンスクリーンみたいで驚いた。
◆『I'm here』失礼記憶欠落。
◆『かたすみの鱗』普通に立派な短編アニメ。


【銭】
ユーロスペース会員割引適用外。1300円均一で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
《GEIDAI ANIMATION 06 DAWN》@ぴあ映画生活

PS 忘れてた。今回の特集上映を束ねる形で冠のように作られた
 蟻とピラミッドのアニメはごっつ好き。
 空気中に浮かぶ蟻の死骸や綿埃など超クール。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fjk78dead.blog.fc2.com/tb.php/4275-2f435d1f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad