ムーミンもポコポコ映画が出来てますが、
これはフィンランド作成のフェルト人形が演じる
パペット・アニメーション映画。
題材は日本のアニメ映画でも作られた「ムーミン谷の彗星」
同じ話かよと思って観てたら、何か日本版の親切加減が身に染みた。
最初と最後にビョークが主題歌を歌ってるのだけど、神経質に変な歌で、
岸田今日子の「♪ねえ、ムーミン」ほど甘い物を求めてはいないけど、
妙にアーティスティックでイヤ度が高い。
何やら大人に見せましょう的に感情表現抑えて楚々とクールに話が進むけど、
感情だす所は普通に感情だして演技してもいいと思うんだけど、
声優やってるのがプロの役者(素人声優)なので、
案外、普通に喋っちゃってるのかもしない。
いや、この辺はウツラウツラしちゃってよう分からん。
日本版の普通に感情を出している(感情を出す演技をしている)
ムーミンたちの行動や動きの方が子供向チックかもしれないが、親切で魅力的だ。
もしかしたら、それは反トーベ・ヤンソン的な演出なのかもしれないけど。
ボソボソ同じ顔で抑揚のないキャラしか出てこないアニメってダメだなあ。
逆に過剰に演出過多で演技濃すぎるアニメもダメだとは思うけど。
絵は綺麗でした。そこは評価してもいい。
スナフキンのデザインがクールじゃない。町の浮浪者みたいでかっこ悪い。
ミーが出てこない。この辺は残念ポイント。
という訳でパラジャーノフの映画観てる時みたいに乗れませんでした。
【銭】
テアトルの会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション@ぴあ映画生活
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