ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『劇場版プロレスキャノンボール2014』をシネ・リーブル池袋1で観て、コンセプトの変わった怪作だふじき★★★

五つ星評価で【★★★見れる】  

「テレクラキャノンボール」に影響を受けて出来た一本。
本家はテレクラをしながら、そこでの女性との体験にポイントを付加してレースを争う企画だったが、今作は目的地に到着するまでの行程をテレクラではなくプロレスを行って、その試合の種類や勝敗に対してポイントを付加していく。
なのだが、後半は被災地でプロレスを行う事により、彼等がプロレスの良さを噛み締めながら、キャノンボールの勝敗その物はどうでも良くなってしまった。
この流れは不自然ではないが、エンタティーメントとしてはここで簡単に勝負を捨ててしまうのは「堕落」であろう。

例えば、リングの上で戦っているレスラー同士が感極まって
「お前の素晴らしい技を受けれる俺は幸せだ」
「俺だってお前のキレのいい技に惚れ惚れしてたんだぜ」
二人抱き合って号泣し、勝敗が分からなくなったらおかしいでしょ。
これは映画としてはそういう結末になったという事なのだ。

限られたルールを面白く展開させながら、プラスアルファのオマケを付けるならいいのだが、本来の勝負が御座なりになって、オマケをメインにしてしまった。そのオマケに意義がないとは言わないが、それを錦の御旗にされても当惑してしまう。そもそも論まで戻ると、「プロレス」と「キャノンボール」の組み合わせがそんなに良くないのかもしれない。そんなに良くないからゲームとオマケの順列が変わってしまった。

とは言え、見てると面白いし、退屈はしない。
そこにプロレスの魔力があるのかもしれない。

分かった事。
・ノーリング、町中の公園とかで行う試合は寒々しく、
 どんなに本気で戦っていてもゴッコに見えてしまう。
・リング(もしくは道場などの格闘に向いた床)がある事、
 そして、ギャラリーがいる事。この二つを満たすと
 プロが戦っているからだろうけど、変則的でも全くプロレスに見えてくる。
 そして、それはその業界の事をよく知らない自分が見ても面白い。
・トータルすると、男色ディーノ率いるチームの試合が面白かった。
 試合内容はポイントに反映しないけどね(できないだろ)。 
・赤井沙紀ちゃんは役者の時はうっすらファンだったんだけどなあ。
・大家健、今成夢人の「ガンバレプロレス」の件、これは堂々の内輪ネタ。
 内輪ネタを内輪と思わせないくらいに作れば成功だけど、
 ただ頑張らせて泣かせておけ、みたいな作りは雑だと思う。


【銭】
テアトル会員カードのメンバー + 曜日割引で1000円、と思ったら割引効かない特別料金で2000円均一だった。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版プロレスキャノンボール2014@ぴあ映画生活
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