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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『名探偵コナン 業火の向日葵』を109シネマズ3で観て、コナンはコナン界で活躍するから整合性は脇に置いてよしふじき★★★

五つ星評価で【★★★つまんなくないけど、これを面白いと断言するのは大人として「羞恥プレイ」っぽい味わいがあるから、ちょっと避ける】  

コナンは「コナン界」を舞台にした物語であり、「サザエさん界」や「渡る世間は鬼ばかり界」同様、そこでしか通用しない色々なルールがある。例えば、簡単に人が死ぬせいか、殺人事件が発生してもテンプレートな驚き方しかしない。推理過程の殺害動機がたまに異常に軽かったりする。主人公の江戸川コナンと保護者状態の恋人・毛利蘭はありとあらゆる災害に巻き込まれ、奇跡的に助かるという状態を毎年毎年執拗に映画で繰り返しているが、その事は一切マスコミに取り上げられない。コナンがテロ攻撃にでも使ったら、大層な殺傷兵器たりえてしまいそうな秘密兵器を街中でバンバン使っているのに誰も注意を払わない。etc…etc…

なので、リアルにこんな事はありえない、と評価しても意味がない。
リアルな世界の話ではないのだから。今回はそんなコナン界のコナン君が
『ギャラリー・フェイク』みたいなアート・ミステリーに挑む。

最前にも言った通り、色々ちょっとおかしいだろと思うところはあっても、あまり突っ込んではいけない。逆に「そら、おかしいだろ。あっはっは」って態度で臨んでもらいたい。

それでも言っちゃうと(言うのかよ!)、お金持ち金使いすぎだろ。
3億ドルで絵画を買い付けて、それを新しく建築した専用の美術館で一日100人限定で一月展示する。わざわざ美術館を建築したのに30000人強にしか見せない。一人10000円とっても購入絵画の1%にもならない。絵画購入そのものがグループ全体の宣伝としても、度が過ぎているし、この映画観終わっても、鈴木財閥がムチャクチャ金を持って湯水のように使ってる事だけは分かっても、何をやってる会社なのかは分からない。そして、映画が終わる頃、この新設の美術館はいつも通りコナンたちの脱出トリック見せ場を作るために、粉々に粉砕されてしまうのである。もったいないのう。

それでも全体、整合性が合わない部分はいろいろあるが、見ていると退屈しない。
次から次へと展開が速いのと、要所要所に入る美術薀蓄や、
キットという動くキャラにより、手際よくアクションを随所に折り込めた為、
緩急が付いてとっても見やすくなっている。

榮倉奈々の声優デビュー特に問題なし。
喜怒哀楽が薄い役なので、高い演技力はいらない。
そもそも「コナン界」では喜怒哀楽の強い人間的なキャラは出ないので、
下手と感じさせるのは天性の棒読みをやるくらいしかないのだ。
ちなみに、ゲストでサッカー選手が出てきた話では、
その天性の棒読みが如何なく発揮された。

相変わらず推理物としては作りが荒い。
犯行動機があみだくじで決めたように適当。
キッドの活躍を大きく取り上げた為、
推理物の根幹となる容疑者の情報がほとんど観客に提示されず(時間が取れない)
容疑者7人(うち一人は眠りの小五郎だから除外)の誰が犯人でも問題ない。

あと、ポルノグラフィティのエンディング曲はかっこよかった。
この曲がコナンのエンディングとしてかかる必然性は鼻毛一本ほどもないけれど。


【銭】
毎月19日は109シネマの会員サービスデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
名探偵コナン 業火の向日葵@ぴあ映画生活

PS セブンイレブンでタイアップキャンペーンをやってて、
 豪華声優陣によるインタビュー映像付の前売り券とかを売っていたのだけど、
 そこは「業火声優陣」にして、全員で火責めインタビューにするしかないでしょ。
PS2 『名探偵コナン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡』という
 サブタイトルでもそんなにおかしくないような気がする。
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