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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ラン・オールナイト』をトーホーシネマズ六本木1で観て、ネット評判はいいしおもろいはおもろいけど、割と普通やないかふじき★★★★

五つ星評価で【★★★ちょっと丁寧ないつものリアム無双映画】

最近のリアム・ニーソンはアクションがない映画は別として、アクション映画の中では「得体のしれない強さを秘めた老いぼれ」であり、この映画もその線は変わらない。
好々爺になって、孫などに取り囲まれてもいい年なのに、何かにつまずいて不遇な晩年だったりするのも変わらない線だ。

じゃあ、この映画がアクション好きの映画ボンクラを歓喜させるのは何で、どこなのかと言うと、不幸なリアムに対比される幸福な好々爺エド・ハリスであり、老いぼれなリアムに対比されるジョエル・キナマン演じる彼の息子の存在だ。

若い時から凄く強い眼力を持っていたエド・ハリスは、老境に差し掛かって、眼力にとてつもない人生を籠めているようで、映画の中ではその片鱗が脚本の節々に現われる程度なのに、マフィアのドンとして壮絶な人生を送ってきたことが佇まいで分かる。いい役者だよなあ、本当。その賢者老人が愚かな息子を持っていて、息子は軽はずみな行動によって、命を失ってしまう。一方、壮絶な人生を送ってきたためズタボロになってるリアム、彼はエド・ハリスの人生の裏面なのだが、彼と折り合いの悪い息子には希望を抱いており、細やかでも健やかに暮らしてほしいと思っている。
このリアムとエド・ハリスの関係の対極具合が上手い。どちらにも自然に共感してしまう。そこに投入される、ゆとり世代チックな殺人者。脚本の構成の上手い事。

父に頼りたくない息子が警察に頼ろうとした為に手ひどいしっぺ返しを食らうエピソードや、生き残るために嫌っていた父との共闘を選択するシーンなど、物凄くそれぞれのキャラクターの感情のラインが計算して書かれている。

という事で、基本線、とってもよく出来た映画だと思っている。
納得のいかない点は次の二点。
・壊滅に追いやられるエド・ハリスの組織があまり大きく感じられなかった事。街に繰り出している人間が多く、本部詰めが少ないというなら、そう言わせればいいし、トップを潰した事により、組織として機能しなくなるなら、そこまではっきり提示した方が良かった。
『ラン・オールナイト』という題名からも、一夜、逃げ切ればいいという事で、タイムリミットは朝までと早い段階からリアムは口にする。その根拠が不明。組織と話を付ける(もしくは壊滅させる)にしても、上手くいかない可能性の方が高いし、朝、自首をするという行動についても、組織との調整が上手くいっていなければ、自首その物によって追手の追撃が止む理由にはならない。何か、私が見落としてるのかな。

息子の奥さんがジェネシス・ロドリゲス。
なんか話の幹に入り込んでこないちっちゃい役だなあ。
ジェネシス・ロドリゲスちゃんはもっと出来る子ですよ。


【銭】
トーホーシネマズのポイント6ポイントを使って無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ラン・オールナイト@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ラン・オールナイト@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ラン・オールナイト@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS もんたよしのりを思いだしてた場違いな俺。
PS2 「乱一世のオールナイト・ニッポン」ってのにもちょっと近い。
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