品川祐の映画はセリフが多く、それが映画のテンポを妨げる事なくポンポン丁々発止で進む。ただやっぱりヤクザ系の映画からゾンビ映画に踏み出す一体目のゾンビ出現シーン辺りの説明セリフは胡散臭い。基本、一人語りになってしまうからだろう。コントじゃないんだから、いくら恐怖でメチャクチャになっていても、人は状況を説明しながら逃げたりはしない。
ゾンビに立ち向かう元ヤクザ組長に哀川翔。どんなジャンルの映画でも中心に置いてブレないのは大変良い。
インチキっぽいポリ役の窪塚洋介のライトにいい加減な感じがとっても気持ちいい。
エロ好きのヤブ医者、風間俊介もいい加減な感じがいい。
いい加減な奴らが好きなのは、そんな風にやりたいなって願望か?
家出娘二人(山本舞香(黒髪)、水野絵梨奈(茶髪))、看護婦シシド・カフカ、元カノ篠原ゆき子あたりが「女の子」ラインなんだけど、この辺りはもうちょっと頑張ってほしかった。女の子が可愛く撮れてさえすれば、それなりに嬉しいもんだし。茶髪が紺ソクの上にルーズ重ねて履いてるのはリアル。
ヤクザとかクズやらせると芸人は輝く。
キム兄と大悟と宮川大輔はアクションも実にいい。
ラストカットはゾンビものとしてのあるあるラストで終わるよりは、
任侠映画のあるあるラストで締めた方が収まりが良かっただろう。
そこだけでも収まりよくすれば、
凄く賛成に回る人が増えたっぽい気がするちょっと残念な一本。
まあでも、仕事で疲れている時はこれくらいの映画が観たいので、それにはちょうど良い映画だった。
【銭】
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