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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『孫文の義士団』をシネマスクエアとうきゅうで観て狂喜ふじき☆☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆☆娯楽は全てを凌駕する】

こんなん面白くない言う奴は馬鹿扱いじゃ。
そんな風に思えるくらいの大傑作。
ドニー・イェンは『イップ・マン』でも気を吐いたが、
今作でも気を吐きまくり。

しかも、ミニドニーとばかりに、
カンフー病にかかった役者が大量に息つく暇もなく次々と火花を散らす。
こんなん面白いに決まってる。

という訳で、映画観る時は役者が楽しいという見方をするので
一人ずつ書いていきます。

『孫文の義士団』凄いキャラ・ランキング

1位 暗殺団№2カン・リー
 プロの役者じゃなくって格闘技の人らしい。
 あのドニー・イェンを追っかけてきた恐怖の暗殺者。
 断言しよう。
 カン・リーは間違いなく、有史以前からスクリーンに
 登場した人類の中で最も強い人類である。
 シュワルツネッガーのターミネイターだろうが(人類じゃないけど)、
 スタローンのロッキー、ランボーだろうが、あの本気の強さには勝てない。
 マシンガンとか撃たれても気で跳ね返すのが当然なくらいの強さだ。
 映画のではなく、マンガの『ドラゴンボール』みたいな強さ。
 街一つ、星一つ破壊しても炎の中から歩いてくるような。
 いやあ、そんな悪役のいる映画がつまらない訳がない。

2位 身持ちの悪い博打打ちドニー・イェン
 カン・リーが際立つのはやはり相手にするドニー・イェンが
 超絶技巧の持ち主だからだろう。
 映画本体は「うふふ、しょーもな」な物であっても、
 ドニー・イェンのカンフーだけはいつもキラキラ輝いて目を奪われるのだ。
 オールスターキャスト布陣から出番その物はちょっと少な目だけど、
 カンフーだけでなく、強く弱い人間を演じて、
 けっこうコンパクトにお得な役だ。
 奥さんと娘(の役者さんが)がめちゃ綺麗で可愛い。
 渡される方は理由がよく分からないという、
 人形の手渡しシーンとか、計算された脚本だ。

3位 耐える車夫ニコラス・ツェー
 サラサラ長髪のイメージが付いてたのと、
 顔に付けた引きつり傷で、ニコラス・ツェーとは気が付かなかった。
 いい役者になったなあ。いや、別に普通に可愛らしい若手役者だったけど。
 若い時のBLっぽいイメージから、男が惚れる役者に変わったなあ。
 どっちにしても男同士なんかい! いやいやいやいや言葉の綾だよ。
 この車夫が孫文なんかはどうでもいいのに義理から義士団に参加して、
 命を賭ける道理も本来ないのに、状況に縛られて
 踏んばらざるを得ない所が泣かせる。
 そして嫁にもらう写真館の女の子が普通に可愛くてたまらん。
 プログラム掲載の写真を見て気づいたけど、
 車夫の彼がデートの時に足の悪い彼女を自分のリキシャに乗せて海まで連れて行く。
 彼は彼女の脚なのだ。出会うして出会った良縁だったのだ。
 力のない者が、その存在を込めて暴力に立ち向かうのは
 『キックアス』同様、人を泣かせるのである。

あとはみんないい。
・扇子を華麗に扱いながら死地で自分の人生取り戻すレオン・ライ。
 レオン・ライって、国家が表彰するような一番上のボタンまで絞めてる
 好青年と言うイメージだったので、浮浪者という役どころは意表を付いた。
 扇は・・・ジュリ扇じゃなくってよかった。
 身を汚くすると極楽とんぼの加藤にちょっと似てるのが少し嫌かな。
・大商人ワン・シュエチー。
 新聞出してるので実はこの映画は「新聞の義士団」なのだ。
 まあ、この人が物凄くしっかりした演技をするからカンフーが引き立つんだな。
・義士団の紅一点クリス・リー。
 個人的にはこういうセックスを感じさせないライトな感じの姉ちゃんは好き。
 歌手なのにカンフーよう頑張った。
・義士団のでっかい奴メンケ・バータル。
 チェ・ホンマンかと思った。
 またはジャイアント馬場が電気ショックで蘇えったのかと思った。
 アジアのでっかいのはみんなイメージが似てるなあ。
 でかいのが一人いると絵面が変わっていい、紅一点もそうだけど。
 出るべき時に出てくるのは、映画として凄く正しい。
・悪い奴№1フー・ジュン。
 悪い奴だけど理屈はちゃんとある。
 あまり悪役を複雑にするとヒーロー物はつまらなくなる傾向もあるのだが、
 この映画では「だからこそ絶対に引けない」という強い決意と
 本当に悪そうな顔で違和感を封じた。
 顔が悪いよね。
 だって、地下鉄とかで「この人が痴漢やりました」って指差されたら
 「間違いなくやってる、しかもその後に女を売り飛ばそうとしてる」とか
 そこまで思われちゃう顔じゃないですか。
 歴史に「たられば」はないんだけど、
 彼が勝ったら勝ったでいい中国ができてたかもしれない。
・バカ息子ワン・ポーチエ
 とりあえず日本だったら「えなりかずき」だな。
・警察署長エリック・ツァン
 これは『鉄人28号』の大塚署長ソックリだ。
 だが、それ以上に見ている時に「なんか、せんだみつおに似てる」と
 気づいてしまったら「せんだみつお」にしか見えなくなってしまった。
 ごめん、エリック・ツァン。
・あ、あと孫文。
 命を賭けて守った孫文が『アマデウス』のトム・ハリスみたいな奴じゃなくって
 本当によかった。誰だか知らんけど、納得させるだけの顔力を持ったキャスティング。
 日本だったら津川雅彦とかだろうなあ。
 
うわ、もう一回、観たくなってきちゃったよ。



【銭】
常設ダフ屋で安売り前売券を発見1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
孫文の義士団@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
孫文の義士団@映画のブログ
孫文の義士団@Love Cinemas調布
孫文の義士団@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
孫文の義士団@ノラネコの呑んで観るシネマ
孫文の義士団@ラムの大通り
孫文の義士団@ダイターンクラッシュ
▼関連記事。
孫文の義士団二回目感想@死屍累々映画日記
孫文の義士団三回目感想@死屍累々映画日記
孫文の義士団四回目感想@死屍累々映画日記

PS 映画中盤、ふらっと現れた侍姿の役所広司に
 「ここからは蹴って蹴って蹴りまくれ」と言ってほしかった。
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