原型が何だか分からないのだけど、完全無欠の一見さんで鑑賞。
凄い。メインキャラ9人の髪型と髪の色以外の顔のパーツは基本全て同じ。こんなに差別化してない集団物は珍しい。いや、別にサイボーグ009くらい外形で個性化差別化しろとは言わんけど。ただ、そんな中、胸の大きい小さいがキャラでちゃんと書き分けられてるのには笑った。まあ、大事な個性ではある。それで、分かりづらいかと言えば9人もいるから一見さんとしては当然、キャラの混同をするのだが、キャラが混同した所でどうという事のない程度の話しか流れないので問題ない。逆に言えば、今回の話で9人も登場人物の必要はなく、意見を代表する3人程度に絞っても話は回るのだ。あと、声優がかなりそれぞれのキャラの色付けをしている。ありがちなルーチン演技と言ってしまえばそれまでだが、9人も主要キャラがいるからには、それくらい決まり決まったパターンに落とし込む必要があるだろう。そんな彼女たちに突出すべき(つまりラブライブならではの)キャラが一人も確認できなかったのはある意味凄い(勿論、劇場版しか見てないので、平素のプログラムではもっと一人一人の個性が生きているのかもしれないけど)。
もともと何一つ設定の説明もなく、物語を進めてしまっているので、新規客を必要としない、そういう断固とした興行形態を取っている。だから、一見さんの私が意見する事その物がこの映画自体に求められていない。うん、まあ、昔からあるファン・ムービーだ。外部の人間を入れずにファンクラブだけで公開しておけば、批判にさらされないのに。
何となく概念的に受け入れづらい物を感じるのだが、それでもガーガー寝てしまうような事もなく、最後まで「ふーん」的な視点ではある物の、映画を飽きずに見れたのだから、そんなに悪い出来ではないのではないかと思う。
NYライブの背景がピンピン変わる様子がちょっと『トゥモロー・ワールド』みたいだと思った。
【銭】
トーホーシネマズメンバーズデーで1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ラブライブ!The School Idol Movie@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・ラブライブ!(ニ本目)@死屍累々映画日記・第二章
スポンサーサイト