ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『あん』をユーロスペース1で観て、永瀬がいい顔ふじき★★★

五つ星評価で【★★★映画としては普通だけど、永瀬の無骨な泣き顔にやられる】

どら焼き屋店長と餡作り名人の老女との出あいと別れ。

というか、樹木希林が赤毛のアンをやるらしいと言うから見に行った。
何だか、髪は赤くないけど、夢見がちな役だった。
腹心の友のダイアナは役名は違ったけど、お酒で失敗する所は同じだった。
マリラは市原悦子が演じていたみたいだけど、マシュウは出てこなかった。
樹木希林は映画の中で言う。
「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
 …だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。」
赤毛のアンの「あれってステキ」をこんな風に解釈するなんて!

というバカ話から始めてしまいましたが、、、

話はシンプルだ。
ハンセン病に関してもっとネチネチした差別が描かれるのかと思ったが、どら焼き店舗への風評被害程度であった。それくらいは言わなくてもと思ったのか、ハンセン病の伝染力が低い事や、ハンセン病患者が国から違法に隔離されていた事などははっきりと映画内で語られない。語られずに差別する物の「いやあねえ」だけ正論のように見せられるのはちょっと気持ち悪い。別にプロパガンダの映画にすべきだとはちっとも思わないが、前提知識がある人が見るとも限らないので、「ハンセン病=らい病は完治も可能だし、伝染性も低い。ただ、皮膚の外見を大きく損なってしまう為、過去に政府から不当に隔離処置、不妊治療などを強要されていた」くらいは語ってもいいのではないか。映画内の情報だけからそれら全てを感じ取るのは難しいだろうから。

樹木希林は割といつも通り、少しだけファニーを割り増しした感じ。

永瀬正敏はどこにでも転がってる石ころのような取るに足らない人生を物凄く堅実に体現する。こんなの「ぐっ」と来るしかないだろう。そう言えば『さいはてにて』ではクズの役で出てた。あの役をここで演じたら、超ホラーになる事だろう。

樹木希林とちょっと深く関わる女子中学生、内田伽羅。仏像みたいな顔だと思った。樹木希林のお孫さんなんだそうである。あまり可愛すぎないところが適役。

浅田美代子が映画になると「これは困った」的な嫌われ者をブイブイ演じる。日本で撮られる映画の主婦系嫌われ者女の座は浅田美代子と大竹しのぶで二分している。いや、最近、キムラ緑子も勢力を伸ばしてきた。又、まだ若いのだが、この映画に出ている水野美紀も着々とその座を狙っているように見えないでもない。そんなに旨味がある立ち位置かあ?


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
あん@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
あん@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
あん@映画的・絵画的・音楽的
あん@お楽しみはココからだ

PS ♪ あんあんあん、とっても大好き樹木希林 という映画。
PS2 どら焼きの映画だけど、ドラ泣きはできない。
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