ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『呪怨 ザ・ファイナル』をHTC渋谷3で観て、頑張れ落合監督とエールふじき★★

五つ星評価で【★★怖くないのは企画その物が限界に来ているからだろう】

怖い場面が皆無とは思わない。
心霊写真さながらにありえない場所に手足があったり、起こる筈のない大きな音が鳴ったりすると怖い。
邪魔をしてるのは『呪怨』を呪怨たらしめてる俊雄と伽椰子だ。
記号として必要なのだが、お馴染みさんとして出てくる彼等は話への没頭を妨げる。どうしても作りものである事が意識されてしまうのである。『リング』の貞子同様、メディア露出されすぎてしまったホラー・キャラクターは恐怖を失う。舞台挨拶に来る彼等は、製作者たちの言うがままだ。制御できる物には恐怖することができない。そもそも恐怖は制御できない物に対して発生するのだ。
なので、試行として、彼等は今までにない振舞いをさせられている。スープの中に俊雄がいたり、エレベーターの中に無数の俊雄がいたり。これらが匙加減の違いで残念ながら怖くない。スープの中に入ってる理由がないし、複数になる理由がない。百%明確な理由でなくても構わないのだが、理由を感じられない奇行は「あっ、怖がらせようとして四苦八苦してる」みたいに演出自体を意識させてしまう。
最初から苦戦を強いられることが分かるのに受け持ちさせられる落合監督には同情を禁じえない。同時に前作同様、理系に恐怖を構築していく様子には感心させられる(勿論、成功もあれば失敗もある)。

平愛梨、怖さにおののく姿が美しい。
設定上、佐々木希の姉役なのだが、並べてしまうと背が高くてスラっとしてる佐々木希の方が姉っぽい。姉妹、逆でもよかったのではないか?

おのののか(俊雄の里子先のJK)も等身大な感じで良かった。

桐山漣の妙に心霊現象に勘のいい役柄は何も説明されなかったので「え、説明なしかよ」と違和感を感じてしまった。

しかし、前回が「終わりの始まり」で、今回が「終わりが、終わる。」、終りが始まった途端に終わってしまう感じで、やはり二作しかないとどうにも短いな。

とりあえず、今回はラスト1分のためだけの映画だった。
いいのか、そんな詐欺みたいな橋渡しだけの映画つくって。
バカにしてないか、客を。

基本、観客層は中学生・高校生で、彼等は本当にゾッとするより、
みんな集まって怖いっぽい体験が出来ればよさそうで、
そうすると次の奴も作品的にはどうだか分からんが、
興行的には安定していいのかもしれない。


【銭】
テアトル系水曜割引で1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
呪怨 -ザ・ファイナル-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
呪怨 -ザ・ファイナル-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
呪怨 -ザ・ファイナル-@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
呪怨 -白い老女 黒い少女@死屍累々映画日記
呪怨 -終わりの始まり@死屍累々映画日記
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