ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『あんみつ姫 妖術比べの巻』を神保町シアターで観て、呑気でステキふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★豪放磊落がステキ】

マンガ「あんみつ姫」の映画化。
実にステキ。
甘辛城にいる面々がみんな善人なのである。
特にあんみつ姫が非常識なくらい善人。
「盗む」とか「殺す」という言葉の意味が分からない。

「この腰元が殿の大事な物を盗もうとしていたのです」
「盗む?」
「勝手に人の物を取ってしまう事です」
「そんなの、分け与えてあげればいいじゃない。大した事ないわ。縄を解きなさい」

みたいな感じで、気持ちの良い善人ぷりで敵をも味方にしてしまう。

手塚治虫以前のいい意味でのんびりしていた時代のマンガっぽくて、
世知辛くセコセコ生きてる自分がどっぷり開放される感じで癒されます。

映画内で発明狂の甘辛城城主が作ったトンボ型の飛行機(滑走距離ゼロなのでヘリに近い)で、大空から胡椒や唐辛子パウダーを散布するという戦術が披露される。史実に乗っ取ったりはしないのだが(マンガだから)、もっとも古い時代に展開された化学兵器の使用ではないだろうか、これ。『あんみつ姫』は1954(昭和29)年の映画で、同年には原子兵器の申し子『ゴジラ』も公開されている。案外、外界のきな臭い空気が映画の中にも漂って来てたりするのかもしれない。いやまあ、そんなん単に思い付きで根拠の一つもない。

益田喜頓がラスボスに裏切られる悪の妖術使いという役を好演してるが、気合いとともに何にでも変身出来る。そこで変身したのが一つ目小僧と唐傘お化け。『ゴジラ』のゴジラと比べるとバリバリのハリボテ感がおかしい。『ゴジラ』以前は化け物と言うと、こんな感じのハリボテ感満載の物だったのかもしれないなあ。それを考えると、全く次元の違う異生物を映画の中に定着させた『ゴジラ』は凄い。

あんみつ姫の雪村いづみは上戸彩を二三回一斗缶で張り倒したような顔。ギリ好きじゃない系の顔。

子役で出てる松島トモ子がともかく可愛い。


【銭】
神保町シアター正規料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
あんみつ姫 妖術競べの巻@ぴあ映画生活
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