ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『フットルース』をシネマート新宿1で観て、ケビンでノリノリふじき★★★★ @synkronized417 @tomoyaharada

五つ星評価で【★★★★面白い。ノリノリ。ちょっと間抜けで、そして怖い】

ケヴィン・ベーコンが若い。
都会から田舎に越してきたちょっと不良っぽいイケメンって、すげえ少女マンガ的な設定だ。後に全裸でオラオラみたいな役者(※1)になるとはこの時は思わなかったろうなあ。初々しくって、うぶくって、いいのである。今でも、映画出るとどんな映画でも大抵かっこいいけどね。このケヴィン・ベーコンが田舎の閉鎖主義に対して割と正論で物申す映画。もっと「やっちゃえやっちゃえ」みたいな流れの映画かと思ってたのでそこは意外だった。しかし、映画としてちゃんと出来ているのはいいもんだ。

※1:『ワイルド・シングス』とか『インビジブル』とか。

敵役ジョン・リスゴーが敵は敵なんだけど、教会の牧師って善人役でとっても真っ当な人間だったのでビックリした。自分の知ってるジョン・リスゴーはイメージとして偏執狂的な異常者ばかりだ(※2)。大人になる………と言うか、大人を続けるって大変だ。新猿惑ではもうボケ老人役だったからなあ。この映画のラストなんて、若者を信頼してグッと身を引く大人な役だけど、自分の中のジョン・リスゴーでったら会場にトラクターで乗り込んで、製粉場(かセメント工場?)の粉をぶちまけて、この中にドラッグが隠されている筈だと見栄を切るくらいはやりそうだもの。

※2:『リコシェ』とか『レイジング・ケイン』とか。

ダイアン・ウィーストも若い時、あったんだなあ。いや、ジョン・リスゴーの妻役だから凄く若い役ではないんだけど。

都会から来たケヴィンと惹かれあうのは牧師の娘のロリ・シンガー。この人は役者として良く知らない。役柄としては、目鼻立ちは整った美人系だが、化粧が濃いとニューハーフっぽくも見える、イカリ肩なのに胸ないし。自殺癖があってヤリマンのメンヘラって、心に傷があるって設定にしてもこれをヒロインにするのは思いきった事をした。今一つ、この図体のでかい女をケヴィンが好きになっていくプロセスがよく分からなかった。どっちかって言うと、お付きの可愛い系の女の子サラ・ジェシカ・パーカー(まだカワイコちゃん)の方が全然好み。ケヴィンと喧嘩して5秒でマブダチになるというこれも荒い設定のクリストファー・ペンも田舎者を好演してていい。これも何であれだけのやり取りですぐマブダチになったのかさっぱり分からん。

それにしても、何もかも正しく正しく推し進めようとすると焚書行動に辿り着いたり、ちょっとでも団体行動の和を乱そうとする者がいたら、石を投げたり、職を奪ったり。田舎は怖い。「田舎は」というより、これがアメリカ本来の姿なのだろう。狂信的なカトリックの息子たちの末裔。そう、考えると、『フットルース』から約10年後、自分達と合い入れぬ者として『デビルズ・ノット』の三人が冤罪に誘導されたというのは非常に良く分かる。あの映画だけだとリアリティーがなく嘘っぽいなあ、と思ってたけど、この映画を見れば良く理解できる。


【銭】
1300円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フットルース@ぴあ映画生活

PS 『ソレダケ』超爆音上映の時も感じたが、
 新宿シネマート1の音響設定って素晴らしい。
 ちょうどよく響いて、音が割れたり、不快な振動とかを起こさない
 (今回は爆音じゃないから尚更だが)。
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