ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『インサイド・ヘッド』を109シネマズ木場5で観て、だから何だったのだろうふじき★★★

五つ星評価で【★★★ヨロコビとカナシミの冒険は終わった。めでたしめでたし。で、それでいいの? 何か一つ釈然としない】

吹替版で鑑賞。
上手い下手というより、役柄に合った人を探してきたな、という感じ。
佐藤二朗が吹替えしてて意外と達者だったのには驚いた。

ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミ
この五人が操るのだから、ライリーは
『脳内ポイズンベリー』の真木よう子よろしくロボット扱いであり、
とても良い表情をCGで表現しているのに、感情移入は難しい。

なので、感情移入は各感情キャラクターに対して行う事になるが、
どうも主人公のヨロコビの「躁病気質」が強すぎて好きになれない。
彼女が全く調和を考えてないとは思わないが、
自己の存在を重視するために、他の要素をないがしろにする
自己中な部分が散見され、それが嫌い。
ある意味、自分が笑っていられるなら、
悲しい人をはぶるなんて真似はいじめっ子みたいじゃないか。

物語は普通に楽しめる。ちゃんと作ってある。
でも、あまりグッと来る感はなかった。

見る前は『脳内ポイズンベリー』の感情達とそんなに似てないかと思ったが
チョコチョコ呼応してないでもないと思った。
「ヨロコビ」→「ポジティブ(躁気質)」
「カナシミ」→「ネガティブ(鬱気質)」
「ムカムカ」→「衝動(好き嫌い判断)」
「ビビリ」→「記憶(過去知識からの危険予測)」
全く呼応してないのは「イカリ」と「理性」くらいだ。
と言うよりも正反対だから逆に似てるのかもしれない。
「イカリ(理屈に合わない)」⇔「理性(理屈で判断する)」
「理性」が過剰にヒートアップした状態が「イカリ」かもしれない。

生物として生きるためには
「ヨロコビ」はあった方が都合が良い。
快適な状態を追求する事により、生物は死から縁遠くなる。
「ビビリ」も必須。これは野生生物が天敵から逃げるために発達させた感情だ。
「ムカムカ」は嗜好。これが発達する事により、個々の個性が際立つ。
個性を際立たせる事は種としての多様性を保証する。個体というより種として大事。
「カナシミ」と「イカリ」は「ヨロコビ」の逆目。
快適でない状態と、それを爆発させて周囲に伝える機能。
つまり、「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」は快適であるかどうかを
判断する機能の一側面にすぎない。正体が同じなら一体で良い。

なので、感情発露的にも登場回数の少ない「カナシミ」「イカリ」を排して
3体の感情による脳内セッションでも良かったかもしれない。


【銭】
火曜109シネマズのメンバーズデーで会員1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
インサイド・ヘッド@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
インサイド・ヘッド@映画的・絵画的・音楽的
インサイド・ヘッド@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
インサイド・ヘッド@SGA屋物語紹介所

PS 『インサイド・ベッド』だったら「人間寝床」で乱歩っぼくって猟奇だ。
PS2 ドリカムのイメージソング、プロモは
 「ああ、俺たちってやっぱり醜いモンゴロイドなんだな」と思い知らされる。
PS3 何となく、のめり込み感が薄かったのは、冒険のマッピングが
 所詮、製作者が考えたマッピングであり、現実に見る事が出来ない以上、
 とっても我田引水で好き放題できるように感じてしまうからだろう。
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