時間のかかるTBとかもできるだけ避けてガンガン飛ばしたい。
五つ星評価で【★★★★ヨーランディとニンジャ、グッド】
ロボットのチャッピーの受難も可愛そうだし、社会性が備わってないのに無理矢理社会適合させられる様も痛々しいのだけど、あのラストの軽さはそれでいいのん?と疑問に思った。あのラストの選択だけで、映画一本撮っておかしくないくらい重い題材なのに娯楽映画だから、そういう葛藤を全部スルーしてしまった。潔いは潔いけど。
まあ、なんつーか、とってもSFらしいSFだった。ブロムカンプって撮る映画撮る映画がいつもちゃんとSFしてる。単に舞台が未来と言うだけでなく、カンフル剤的な異物の投入の仕方に強いSFマインドと「まあ、そういう事もありそうだからいいじゃん」という強引な杜撰さを感じる。そういう杜撰さはとっても好ましいものだ。あとSF的世界に現在的な要素を巧みに導入している部分が実に手塚治虫的。
ロボットのキャラクターであるチャッピーより、
人間のキャラであるヨーランディーとニンジャの方が
どう考えてもキャラが濃いのが最高に楽しい。
鳥が最初に見たものを親と思い込む「刷り込み」という習性があるが、
その刷り込みの対象が志茂田景樹だったら、これはそういう映画なのだ。
しかも凶暴凶悪な志茂田景樹と母性に溢れる志茂田景樹だったら?
そんな雛が困るような事するなよ、そういう映画なのだ。
「テンション」には普通に驚いた。
ヒュー・ジャックマンが地道に嫌な役を嬉々として演じている。
この科学者さんも「テンション」ズボンを穿くような砕けた人だったら
こんな話にはならなかったろうに。
【銭】
渋谷シネパレス、メンズデーの木曜に観たので1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・チャッピー@ぴあ映画生活
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