ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ボクソール・ライドショー 4DX2D』をUCT7で観て、これは白石監督のファンムービーだから一般にはすすめないふじき★★

五つ星評価で【★★その作りはあかんのんちゃう?】

天才ホラー映像作家・白石晃士監督作品だから、ファンとして這いつくばってでも見ないかん映画である事は確かだが、見終わって思ったのは「監督やっちゃったな」だった。作品が余りにいい時もそうだけど、期待ではち切れてる作品がそこそこの時も感想は手を付けづらい。ああもう。

はっきり言って私は楽しめないでもなかった。1300円という特別料金の価値があるかどうかは微妙だが、「コワすぎ」のファンムービーとして楽しめる構造になっているからだ。逆に「コワすぎ」の学校探訪ものを見た事がある人には、この作品を強烈に進めたい。つまり、この作品は「コワすぎ」のルールに乗っ取って作られすぎていて、「コワすぎ」を知らない人には単に整合性の取れていないお化け屋敷学校探検にしか残念ながら見えないのではなかろうか。別に何でもかんでも説明すればいいってもんでもないけど、普段と違う特殊な世界観が敷かれている事が観客が見る上での前提になっているにも関わらず、それが観客に何の説明もされていないのはやっぱりあかんと思う。

【今作を見る上で分かってる方が楽しい廃校内のルール】
・昼にロケした学校内なのに、真っ暗になっている場所があるのは「コワすぎ」シリーズでよくやってた特別な場所を通ると時間を飛び越えてしまうという事例。最悪、これで最初の時間より前に戻るとかアクロバティックな展開も起こしうるのだが別に不必要なら入れないでも良かった。廃校内で鏡でないにもかかわらず自分たちの姿が見れるのも学校内が過去とか未来とかが多重に重なっている空間だから。
・異界への扉が開いていて、異界ではみんなストップ・モーション動きになるのは「コワすぎ」標準。
・撮影してるのは「コワすぎ」キャラの田代(白石監督本人出演)だが、学校の番人は「コワすぎ」シリーズの主人公大迫茂生、女型のクリーチャーはサブ主人公久保山智夏。基本何でもやれるんだろうけどキャリアアップにならん役を「コワすぎ」陣で固めてきたなあ。

でも、25分ばたばたばたばたしてるだけだから、すぐ終わるし、不快ではない。
女の子3人はそう嫌いでもないけれど、見終わって誰にも肩入れできなかった。
そこは魅力をほじくりまくっていないからだろう。
エンドロールの人形は良かった。
大迫さんの汚さがリアルで、イヤな感じ。もちっとファンタジー寄りにシフトしてほしいかな。
「4DX」の色々な効果を試体験して見るにはいいコンテンツかもしれない。
「全身水が掛かる」みたいな告知があるが、ミストで全身撫でられる感じ。
座席がボコボコ動くのはともかく、映画を見ながら脛をパタパタ叩かれるのは初の体験なので笑ってしまった。


【銭】
4DX特別料金1300円

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ボクソール★ライドショー~恐怖の廃校脱出!!~@ぴあ映画生活
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