ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ジェンダー・マリアージュ』をシネマート新宿2で観て、勝てば官軍ちゃう?ふじき★★★

五つ星評価で【★★★同性愛婚の可否を巡るアメリカのドキュメンタリー。なかなか面白いんだけど、プロパガンダ的な怖さを感じなければ、きっとちょっと嘘だろう】

まず面白かったのが、この裁判のコアな内容が『テッド2』とまんま被っていた事である。勿論『テッド2』のテッドはゲイではないが、元々保有していた結婚契約をない物にされた上、彼が持つ基本的な権利を国側が剥奪しようと控訴の手が緩められないのが本当によく似ている。おそらく、
この話をベースにして『デッド2』の物語が肉付けされたのだろう。

同性婚が合法であったカリフォルニア州で、
結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。
これにより「既婚」を「剥奪」された同性愛カップル2組が
「提案8号」を人権侵害として提訴したのがこの裁判。
最終的にアメリカの連邦最高裁判所で争われる事になる5年間を描く。

見終わった感想はノリノリにおもろいのだけど、
「勝てば官軍」的なノリを感じなくもない。
本当か嘘かは分からないが、映画内で裁判におけるゲイ側の不規則発言は
一切見られない。非常に冷静な大衆である。
その逆にゲイを糾弾する側についてはエキセントリックに、
極めて感情的に描かれている。長い裁判だったのだから、
もっといろいろな局面があったんじゃないの?

そして、最高裁での最終判断。
圧倒的な勝利のように映画では描かれていたが、
評決の内訳は「5(違憲):4(合憲)」だったと軽く語られた。
「圧倒的」じゃないじゃん。「辛勝」だよ。

裁判結果のみ取り上げ、評決の内容に深く踏み込まなかったので、
どうにもこれは裁判に勝訴した側のプロパガンダ映画のように見えてならない。


【銭】
親の友達から貰った新聞屋系の招待券でロハ入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~@ぴあ映画生活
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