ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『必殺仕置人4話』『助け人走る33話』『必殺仕置屋稼業13話』をフィルムセンターで観て、古い奴ほどええでふじき

特集上映「映画監督 三隈研次」の1プログラム。

◆『必殺仕置人4話 人間のクズやお払い』
五つ星評価で【★★★★超面白い。並の映画で太刀打ちできないくらい脚本が良い】
跳ねっかえりの力だけを信じる新興ヤクザの組長に黒沢年男。
年男力だけ無闇にあるバカの役がドン嵌り。
その年男と過去に因縁がある片腕の男、林隆三もいい感じに華がなくて良い。
話は黒沢年男の暴力っぷりをこれでもかと見せつける。
ざっと正面から争って百人力。実働・陽動も含めて5人の仕置人グループが
「一夜」という制約に縛られながら、敵を欺いて仇を討つ手際がたまらなくクール。
ちょっと近寄りがたい風貌の山崎努の江戸にいたとしか思えない居住まいに惚れる。
藤田まことの食えないっぷりも良い(この後、果てしなく劣化していく)。
秋野大作は仕掛人・仕置人・助け人と出てるが、これが一番演技が下品で良い。
「キチガイ」「キチガイ」と何度もセリフに入るのも清々しい。

◆『助け人走る33話 忠誠大心外』
五つ星評価で【★★★ちょっと面白い。田村高廣って浪人が似あいすぎる】
キャラで言うと、浪人・田村高廣と、その情婦である芸者・野川由美子の猫っぷりがたまらなく魅力的。いや、ええのう。確か殺された妻、中村玉緒の菩提を伴うとか何とかで旅に出てた山村聰の復活の話が捻じ込まれていて、脚本的には純粋な仇討話が妙に捩じれてしまっている感じ。
個人的には中谷一郎の煙管と宮内洋のプロレスはあまり強そうに見えなくて、殺陣は田村高廣一人がしょい込んでいた感じだったが、どうもこの話の中では殺しの前に田村高廣に如何にもな殺し文句を言わせているのが逆にかっこ悪くて減点だ。でも、殺しのテーマは燃える。

◆『必殺仕置屋稼業13話 一筆啓上過去が見えた』
五つ星評価で【★★しかし、一つの話の中でこなさなければいけないイベントが多くて本当大変そうだ】
寝てもうた。
しかし、小松政夫とのコント、せん・りつとのコント、町娘とのロリ・コントみたいな必ず入れなければいけない定型枠が多くて、脚本も大変そうだ。
藤田まことも沖雅也も新克利も何か殺し技がそんな映えないんだよなあ。
あー、遠藤太津朗がいつも通りの遠藤太津朗でとても安心した。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円を支払って入場。
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