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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『大魔神怒る』を手違いでフィルムセンターでまた観てしまう男ふじき★★★

五つ星評価で【★★★変わらず重厚かつガチガチすぎ】
特集上映「映画監督 三隈研次」の1プログラム。

『大魔神の逆襲』と間違えて劇場の中に入り、
「あ、こないだ見たばっかの奴じゃん」と気が付いた。
まあ、いいか。

で、神田隆だねえ。
神田隆とは誰あろう。悪い殿様。
もう少しお年を召してから、
必殺シリーズでいぶし銀の悪役を頻発させていたが、
その頃の記憶では「むちゃ」っとした笑顔の印象はない。
苦虫を噛み潰したような顔で、悪事で儲けた時にニヤっと笑うくらい。
どっちかと言うとビジネスライクな悪である。

この映画の中では、稼ぎのいい他国に武力侵攻して、好き放題。
座敷遊びをしては鼻の下を伸ばし、
土地の正当な跡取りには逃げられては地団駄を踏む。
感情豊かなバカ殿さまで、表情豊かなのが意外だった。
若いっつか、子供チックっつか。

で、神様なんか信仰しないから罰も考えずに罰当り放題。
逆に信仰に敬虔すぎる村の民の方が今見ると新興宗教みたいでちょっと怖い。
神田隆の役名が織田信長で、村の民が比叡山の僧侶に操られていて、
大魔神も比叡山の密教科学の粋を集めて飼いならした異教の神仏だとしたら、
もちっと見方も変わるかもしれない。
いや、いかん。これだと本能寺前に信長、死んじゃうじゃん。

後半、大魔神が武神として現れてからは、
大魔神はただ歩いて悪の方に進むだけ。
その進行を防ごうとした行為で悪の側は自滅していく。
その絵柄は凄くかっこいいけど、アクションとしては地味でつまらない。
また、それにかかる伊福部昭のBGMが重々しすぎるのもちょっと気落ちする。

しかし、後出しシャンケン的に言うなら、
大魔神って『イット・フォローズ』みたいだ(怒られるよ)。
藤村志保がカメラの映らない所で神田隆といたしちゃったのかなあ。


【銭】
フィルムセンター一般料金520円をまたまた支払って入場。

▼関連記事。
大魔神怒る(1回目)@死屍累々映画日記
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