ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『セーラー服と機関銃 卒業』を角川シネマ新宿2で観て、惨憺たる出来やんふじき★

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▲ちっちゃくって可愛いのう、とは思う。

五つ星評価で【★脚本何も考えてないやろ】
こう一人一人殺して最後にほぼ誰も残らん脚本って昔からあるけど、タチが悪いのはそれでも主人公が生き残っている理由も明確でなければ、主人公が勝つ事のカタルシスにも酔えない事だ。パット見5対30くらいの勢力差を埋める技量、力量、飛び道具的な奇抜などんでん返しも何もなく、自然に最後同数くらいになってしまうのは数学的にもおかしいだろ。あと、物語は主人公側から組むので、観客も主人公側勢力に非がない事は分かり切っているのだが、それでもそれを橋本環奈が「真っ向から状況が間違えている」と堂々と文書化して啖呵を切れないのにはガッカリしてしまう。それを伝えるのがこの脚本の一番の肝じゃなかろうか?

という事でチョコンと可愛い橋本環奈自身に罪はないと思うのだが(初主演で座長の責任を負わすのはいくら何でも酷だろう)、彼女の根拠もなしに気の強いキャラは面白いものの、彼女が組長として組員に慕われる素地が全く分からないまま、あれよあれよと彼女の「組長としての魅力」が表に出ないまま、ずんずん負け戦に突入するのは本当、脚本があかんやろ。仮にその「組長としての魅力」が前作に描かれているのなら、それはそうであるとちゃんと説明しなければいけない。

その橋本環奈のお付きの目高組組員は3名。ハゲとツッパリと武田鉄矢。
ハゲは宇野祥平じゃん。いい演技してる。ツッパリくんもまあよし。
武田鉄矢は出てきた途端、武田鉄矢以外の何者にも見えない。
安心な人材ではあるが、何か凄く映画のスケール感を下げてしまう人材でもある。
武田鉄矢が途中から気が狂ってしまい、伊武雅刀と安藤政信を同時に犯す、
くらいのラスボス化したら面白そうだけど、今の二曲対立さえ書けてない脚本が
そんなアクロバティックな構造には耐えられまい。

対抗するヤクザに伊武雅刀と安藤政信。
ちゃんと仕事をするのだけど、安定し過ぎて面白味がない。
安藤政信の強いけどイカレてる演技も随分みなれてしまった気がする。

前作薬師丸の『セーラー服と機関銃』と繋がってるようで微妙に繋がってないし、
ラストだけいきなり前作と同じ主題歌を歌われても、
いかにもマーチャンダイジング臭が匂ってくるだけだ。

と、コテンパになってもた。残念よのう。


【銭】
チケット屋で額面1400円のムビチケを800円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
セーラー服と機関銃 -卒業-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
セーラー服と機関銃 -卒業-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
セーラー服と機関銃 -卒業-@流浪の狂人ブログ
▼関連記事。
セーラー服と機関銃(薬師丸の)@死屍累々映画日記

PS 機関銃を持った出入りが2シーンあって、セーラー服が冬服なのが前作分、
 セーラー服が夏服なのが今作ラストでの衣装設定らしい。
 薬師丸のセーラー服は夏服だったから、季節感出すのなら逆の方がよくね?
PS2 仁義なき東映ヤクザばかりだったら、
 橋本環奈ちゃんの貞操はどう考えてももたない映画だったろう。
 いや、そっちの方が個人的にはいいんだけど。
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