ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『青春100キロ』をUPLINK Xで観て、男も女もかーいーやんねふじき★★★★(ネタバレ) @Rubyred66xxx

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▲あいちん

五つ星評価で【★★★★平野節。上原亜衣の徹底的なファンはこれを早送りせずに見るのだろうか? だが、しかし、ここまで脱AVしていながら、映画としては不穏に面白いのだから、うーん、あははははははははは、こーゆーの困る】
監督の平野勝之自身が今回AVを引退する「上原亜衣」を知らなかったらしいのだけど、私自身も名前を知っているくらいで数多いるAV女優の中で顔と名前が一致しない一人である(マジに最近見てないから分からん)。でもチラシ見ると五年間で1000タイトルのAV撮っているというのだから控え目に言っても「バケモノ」と言っていいだろう。選ばれし数の「バケモノ」ちゃんと大量の有象無象が割と境界線なくぎゅっと凝縮されている業界だと思う(アンダーグラウンドを含む業界はどこもそうか)。
で、その上原亜衣ちゃんの引退作品6本のうちの1本、「上原亜衣に中出しする為なら100キロ走る」と公言したらそれが実現して100キロ走る男のドキュメンタリー作品。企画は凄いんだけど全くAVではないのではないか。いや、面白いけど。この作品自体が劇場用映画として再編集されているとは言え(どのくらい再編集されたのかは不明)、ほぼほぼ女の裸がクライマックスまで出てこないのだ。潔いというか、出されても困るけど男の裸すら出てこない。ラスト10分まで全く抜けない物はAVではないと思う。

でも、面白い(AVだったら早送りしちゃうと思うけど)。
一生懸命やる人(走る人と引退する人と、それを支える人)と、それをイベントとして第三者の視線で眺める人(監督)の視点がそれぞれ一致しない。一生懸命やる人達は、まるで空が落ちてくるのを支えてやらんとばかりに真剣なのだが、傍観者は単に「本当に空が落ちてきたらおもろいなあ」としか思っていない、この落差。この呑気だけど冷静な視点が最初から濡れ場まで付いて回るから面白い。みんな人生の一大事のような顔をしているけど、失敗しても死ぬ訳ではないし、俺が代わりに中出しをすれば体裁は整う。夢はなくドライだけど、これは年を取ってずっと生きてきた人の考えだ。思いもよらないトラブルから100キロ走破が危うくなる事態になるが、仮にチャレンジが失敗してたとしたら、ランナーの彼を目の前に引きずり出してお預けをくらわせながら監督は上原亜衣とSEXしただろう。その方が残酷だとしても絵として良いから。でも、彼が上原亜衣とSEXできても、できなくても、その後に彼の人生は続くのだ。別に死ぬ訳ではない。何とでもなる。やっぱり深く付き合っていた相手、林由美香が死んでしまったために、愛やSEXについては面白いけどどうでもいいという底意が感じられるような気がしてならない。まあ、それは受け手側の考えすぎだろう。個人的には全然、評価していない『監督失格』以降の平野勝之作品鑑賞であり、私がこの監督の人生にずっと付き合ってる訳でも何でもない。ただ、昔の自転車三部作の頃に比べたら、ずっと人間が丸くなって、受け答えとか見ているだけでも、すっとぼけてて面白い。いい感じで「俺が」意識が薄らいでいるように思える。

最終的にボロボロになりながらチャレンジは成功する。
上原亜衣は彼と目と目を合わせながらSEXして、彼が引退最後の相手で良かった。見つめ合ってる時間が長かったからと答える。ああ、いい子だなあ。でも、俺、野郎だから、彼には大女優で女神様の上原亜衣を目の前にして、上原亜衣が見つめたら見つめ返す、そういう受け身のSEXに甘んじなくてはならない感じだったんじゃないかという風にも推測できてしまう。ホモじゃないけど何か彼は可愛い。強烈なオスを感じない。オラオラやってやる。尻突きだせよ感を感じない。なら、彼はナカヨシになってSEXを共有するしかないだろう。その共有したSEXでも彼の人生には巨大でとてつもない勲章だと思うので、それは本当に良かったと思う。そして、監督自身が上原亜衣の最後の引退相手にならなくて本当に良かった。商品として成立させるため、その展開が取られる可能性はあったろうが、それはかなり等しく誰も幸せにしない。後味の悪さを感じさせて「アート」たらしめんとする変な空気が映画業界側にうっすらあると思うのだが、AVはどちらかというと本能渦巻いた先にある「夢」の世界だから、ハッピーエンドで締めてほしかったので、あーよかった。

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▲映画の9割がこんな感じの地味な絵。

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▲そして、その地味な絵の半分以上が夜景。凄いAVだ。
ドキュメンタリーとかにこだわらず嘘ついていいのなら夜景のあちこちにモザイクかけてバックに喘ぎ声をリミックスして、あっちでもこっちでも青姦してますとか、やるな。


【銭】
UPLINK社長提案の当日キーワードその場割引であるFLASH割引を用意して1000円で見せてもらおうとしたのだけど、割引一切効かないという事で玉砕。久々に通常料金の1800円で鑑賞。映画エンドロールのテロップ見たらUPLINKも協賛と言う形で企業名が入っていたので、そこは社長の一言を活かして割引してほしかったな。チッ

▼作品詳細などはこちらでいいかな
青春100キロ@ぴあ映画生活
▼関連記事。
監督失格@死屍累々映画日記

PS 100キロ走ってSEXしたいって青春の極致だ。
 100キロ走った男の子を迎えてあげたいっていう女の子側にも
 男の子ほど強烈だったりバカだったりはしないけど青春がある。
 ラストのSEXの時だけ付けるティアラが可愛くって
 彼女はスタッフに愛されてるなと感じた
 (撮影自体にいろいろ軋轢はあるだろうけど)。
PS2 最後、100キロ未到達だったら、彼女が監督と寝る横で、
 彼が平野勝之の撮影スタッフに犯されるという妄想を考えてしまった
 自分の性格の悪さにちょっとウンザリ。
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