『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』を109シネマズ木場1で観て、今年のポケモンええやんふじき★★★(ネタバレ)
- Date
- 2016/07/24/Sun 00:05
- Category
- 映画(ライブドアブログ時代)

▲左が善、右が悪、真ん中にマギアナ。何か鉄人28号っぽいな。
五つ星評価で【★★★ボルケニオンの男気とどう悪役を設定するか】
一部、練れてないとか適当と思わされる部分もあるにはあるが、
それでも去年までの「強いポケモンさえ出しとけばええんやろ、へいへいへい」的な
投げやりな話ではなくなっている。
善悪がはっきりしていて分かりやすいのはいい事だ。
新登場のスチームポケモン「ボルケニオン」は伝説のポケモン。
サトシ三日に一回くらいの割合で伝説のポケモンに会ってるよな。
体内に蒸気を溜め込み噴出させる事で山一つ吹き飛ばすくらいの力を持っている。
もう一つ新登場のポケモンは人工ポケモンのマギアナ。
世界唯一の人工ポケモンで、一応アニマル・ロボットという解釈でいいと思う。
山一つ吹き飛ばすボルケニオンの噴出に耐えうるボディーを持つ。
又、思念体のコアであるソウル・ハートは、
古代文明の移動要塞の起動・運用ソフトが内包されているようだ。
ゲスト声優はボルケニオンに市川染五郎。
ショタコンっぽい王子ラケルにショコタン中川翔子。
ラケルの姉キミア王女に松岡茉優。
悪役ジャービスに山寺宏一。
ゲスト声優陣、特に何の問題もなし。
市川染五郎はいい仕事をしている。山ちゃんは超プロ、ショコタンはセミプロみたいなもんだから。松岡茉優は普通。下手でも上手くもない。ただキミアの情感を薄く感じたのは彼女の責任かもしれん。

▲キミアの服が超エロい。
話の中心はマギアナの争奪戦なのだが、
ボルケニオンとマギアナが捨てられたポケモンの世話をする存在というのが中々辛辣だ。人間以外の動物がいない世界で、ポケモンは動物の代用品である。捨てられたポケモンたちは高原で共同生活を送るが、彼等はその出自から人間をとても警戒している。捨てられたペット達が保健所で人間に慣れるまで時間がかかるのに似てる。
人間嫌いのボルケニオンの言葉は辛辣だ。「人間は嘘を付くから信用ならねえ」
彼の近くで暮らすポケモンは全て彼等の飼い主に裏切られた存在なのだ。
そのボルケニオンがサトシと交流し、少しずつ人間を認めていく中、
マギアナが捨てポケモンを人質に奪われ、解体されてしまう。
そして解体されたマギアナが部品として使われ、攻撃を命令される場所が
捨てポケモンの高原なのだ。もう、悪人の悪辣さがたまらん。
今回の悪人はポケモンを武器として使い、その命を野心の為に踏みにじる男だ。
活劇は悪人が悪いと乗る。

▲キミア王女役の松岡茉優のポケモンイベントでの衣装。
そこはキミアになって来いよ
【銭】
毎月19日109シネマズのメンバーズデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」@ぴあ映画生活
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