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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『シン・ゴジラ』をトーホーシネマズ六本木7と、109シネマズ木場2で観て、訳分からんけどおもろいやんけふじき★★★★★(ネタバレ)その2

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▲この次の第五形態で手足を引っ込めてジェット噴射で回転しながら空を飛びます(違)

引き続きネタバレ注意

その1では何で面白いのかに対して、
「人間パートで溜めたストレスをゴジラパートがひっくり返す構造」
これを回答とした。

ザックリ言っちゃうと、自分に取っての回答はこれだが、
「いやいやいやいや、お前バカじゃないの、そんなとこにはないんだよ」
という人がいてもおかしくはない。
色々な楽しみ方ができるように色々な要素が植え付けられていると思う。
だから各自が否定しあわず、諦めず、最後までこの映画を見捨てずにやろう
ボケたはいいが語呂が悪いな。

諦めず、最後までこの国を見捨てずにSEXやろう
「やろう」の意味が違うて。え、本当に違うか。
ゴジラで不毛の地になった東京の景気を拡大するには
「産めよ増やせよ地に満ちよ」の若年層大幅増員が必要だ。
だから満更じゃない石原さとみに長谷川博已が「SEXやろう」って言うのは
リアリティーがないと言う訳ではない。アイコラでいいから動画UP希望。

今回の映画で一番好きなキャラはゴジラの第二形態。
あの目が赤塚不二夫風、もとい、我妻ひでお風で良いなあ。
狭い河川をボートや車をなぎ倒しながら前進する「ウグウグ」な所がたまらない。

第四形態は強いが、強く存在させようと思うが故に、
感情のない武器庫みたいになってしまったのはちょっと残念。
最終的にゴジラが何かを目指していたかもよく分からない。
何も目指していないで良いのだろうか?
ラストの背びれは物語の最終回答というよりは、
象徴としてのゴジラの再確認に思えた。
あと第四形態がラスト追い詰められて
熱線を一か所から放出するようになったのには舌を巻いた。
あれは隠し必殺技だが、そうせざるを得ずにそう変わったというリアリティがある。

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▲起き上がり小法師と言おうか、安産型と言おうか。

今回の映画で一番好きな特撮シーンは第二形態ゴジラの川登りだが、
その次はヤシオリ作戦での鉄道や特殊車両の特攻シーン。
鉄道模型やトミカでのゴジラ遊びを大の大人が本気でやってる凄みを感じる。

そして次から次へとチョコチョコ現われる俳優陣もステキ。

長谷川博已:主役。美男でないのがリアル。
これ、小泉孝太郎が小泉進次郎の物まねやって演じてたらどう見えたろう。
若者の中の正義漢代表。

石原さとみ:今回もギリギリの役。
ハイヒールで立つ後姿がちょっと無理して見える気がするのが萌えどころ。
個人的にはそんなに好きな女優ではないので私自身は萌えないのだけど。
「ZARAはどこ?」という彼女を政府関係者はしまむらに連れていってもらいたい。
外圧代表(でも優しい)。

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▲この空き地に一人突っ立ってるシーンがとてもカッコイイ。
 現実的に何の意味があるかは別として。

竹野内豊:主要キャスト3人の末席。若者の中の大人代表。
もっぱら長谷川博已との比較に使われる為、彼単独の出番は少ない。

市川実日子:遮二無二正しい推論を出す理系ロボット。
人間のキャラの中では彼女が一番好き。
最後にやっと笑顔を出すが、もっといろんな表情を見てみたいもんである。
予告の無言から、こんなに喋るキャラとは予想していなかった
(もちろん予告では誰一人として喋ってはいないのだが)

塚本晋也、高橋一生、津田寛治、黒田大輔:巨災対のメンツ。
この人たちもみんな素晴らしい。

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▲愉快な仲間。

有無を言わさぬ余貴美子、爺の底力、柄本明、
そら嫌だよなあ、でもやるべくはやるという平泉成なんかも良かった。

あっちゃん出番少なかった。センターにもいなかった(そもそもどこがセンターだ)。

松井秀喜やデーモン小暮が出てこないのは良かった。


▼作品詳細などはこちらでいいかな
シン・ゴジラ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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シン・ゴジラ@こねたみっくす
シン・ゴジラ@映画のブログ
▼関連記事。
シン・ゴジラその1@死屍累々映画日記

PS 逃げる人々の描写で、
 一人で逃げる人は全速力で、集団で逃げる人はそこそこの社会的な速さで、
 という書き分けがされていたのは細かい演出だな、と思った。
 あと、かなり見切れ寸前のスクリーンの端まで逃げてる人が映ってたりもする。
PS2 他の人のブログ記事を見てるうち、
 1954ゴジラは核兵器がある社会への警告、
 シン・ゴジラは核発電がある社会への警告
 なのかもしれない、と思うようになった。
 凍結されたゴジラは水を入れてひたすら冷やすという仕組みも含めて原発その物だ。
 観客である我々はこの動けなくなったゴジラと共存しなければいけないのだが、
 何故、ゴジラが動けなくなったその場所にいるかと言えば、
 核発電によって潤わされる土地がそこだからであろう。
 潤わされる土地こそ汚染されるべきという真っ当な怨嗟がそこにある。
PS3 次回作が『シン・ゴジラの息子』だったら、それもおもろいなと思う。
PS4 きゃー、映画のブログさん、初期TBとコメリストに付け忘れたあ。追加。
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