◆『インデペンデンス・デイ リサージェンス』109シネマズ木場5
五つ星評価で【★★何故、弱点を】
色々ちゃんとやろうとしている事は分かるのだけど、敵の宇宙生物が女王様を連れて来る理由が分からん。総攻撃で士気を高める為?そんな人間っぽい生物じゃないでしょ。そして、単体では馬力があってそこそこ強い女王陛下であるが、彼女は明らかに敵全軍のウィーク・ポイントである。そんなのをこれ見よがしに連れてくるのは、全身甲冑のど真ん中「金的」の部分だけ丸出しにして、敵が攻撃しやすいよう分かりやすく赤丸付きで「弱点ココ→」とか書いてあげるようなもんである。彼等が理解しあえない種族だとしても、こんな都合がいい「理解しあえない」を盛り込んではいかん。
お姉ちゃんは金髪も中華系もどっちも美人でよかった。
◆『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』新宿ピカデリー9

▲何でこんなにカラフル極彩色にしちゃったんだろう? インク屋の陰謀か?
五つ星評価で【★★前のもダメだったのだけど】
キャラクターと色使いが元々嫌いなのだ。
私が脳裏に思い浮かべるアリスは挿絵画家テニエルの描くアリスで、
ディズニーのアニメ版アリスは見てないので、
このティム・バートン監修版のキャラクター達はどうも仮装の度が過ぎて見える。
「アリスが子供じゃない」と言うのは前作からの設定なのだが、
その大人アリスの着るチンドン屋かピエロみたいな服にゲンナリし、
ミア・ワシコウスカの自我の強そうな顔の作りに戸惑う。
大人だからだろうけど眉間皺寄せ顔もアリスらしさを欠く。
テニスンのアリスは無色透明な存在で、あまり強い感情を感じないのが逆にいいのだ。
ジョニー・デップの気狂い帽子屋も狂っているが、主に外面がおかしいだけである。
ティム・バートンテイストのキャラクターが好きだという人もいるだろうが、
ティム・バートンだって、自分のキャラクター、
例えば『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の各キャラクター達が、紙人形ロペに置き換えられた長編映画を作られたりしたら不快になるだろう?
その辺の微妙な感覚はもう少し大事にしてほしかった。
あと、CGを使えば描けない物はもうないのかもしれないが、タッチが全て同質性っぽさが強調され、シャープなデザイン感覚が失われてる気がする。
白の女王アン・ハサウェイは好き。でも、アン・ハサウェイだから好きというだけだ。
◆『ゴーストバスターズ』109シネマズ木場7

▲このデザインは相変わらず盤石。
五つ星評価で【★★前作寄りにくだらない野郎の笑いがあるかと思った】
男3人を女4人に置き換えたリブート作品(シリーズ建て直し作品)。
原典もそんなにゲラゲラ笑える映画ではないのだが、
主人公が女子に置き換わる事で、バスターズの「一生懸命度」が上がって、
「その実本当はトンマ度」が下がってしまった気がする。
単純にもっと気楽に笑って見たかったんだけど、私はあまり笑えなかった。
ホモじゃないから褒めるのに抵抗があるけど、
ケヴィンを演じたクリス・ヘムズワースの馬鹿さ加減はちょっと見苦しいけどよかった。
逆にクリス・ヘムズワースにだけ笑いが集中してしまったキライがある。
ゴーストもCGの質感より昔の手作り特撮二重写しの方が好きだしなあ。

▲並んでビーム発射してる絵柄って科特隊っぽいなあ。
◆『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』恵比寿ガーデンシネマ2

▲終わってた奴
五つ星評価で【★★ふと気づくと取り残されていた】
えーと、気が付くと取り残されていた。
主人公が端からイヤな部分持ってる奴って嫌いだし、
設定の分からない神話にリアル感を感じられないまま、気づいたら終わっていた。
【銭】
インデペンデンス・デイ リサージェンス:109シネマズメンバーズデーで1100円。
アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅:前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
ゴーストバスターズ:109シネマズメンバーズデーで1100円。
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた:ユナイテッドシネマのポイントを2ポイント
使って1000円割引
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・インデペンデンス・デイ:リサージェンス@ぴあ映画生活
・アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅@ぴあ映画生活
・ゴーストバスターズ@ぴあ映画生活
・ソング・オブ・ザ・シー 海のうた@ぴあ映画生活
▼参考記事。
・アリス・イン・ワンダーランド@死屍累々映画日記
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