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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『HiGH&LOW THE RED RAIN』を東宝シネマズ渋谷4で観て、なかなか無国籍やんふじき★★★(ネタバレ気味)

五つ星評価で【★★★ともかく感心したのは今時の話でない事】
こんな中坊が受験勉強逃れるために徹夜で書いたような脚本をよう映像化したな(一応褒めてる)。なんつか、ベタベタなんである。
枝葉は付いてるが恥ずかしいくらい単純なリベンジもの。
チラシに書いてあるコピーが見終わってから
「えっ、そうだったの?」って二度見させられる。

最高で最強-雨宮兄弟の心震える感動STORY

なんだよ、これ、昭和かよ。1970年代かよ。
っつか、こんなコピーで客は来ねえだろ。
それに「感動STORY」なら動物くらい出そうよ。
って事で、こんなんで集客できるハイ&ローのお客は全員、日本語読めない奴らに決定。
いや、小学生からグレちゃって漢字とかを一切読めないのかもしれん。

○○で○○-○○○○の○○える○○○○○○○

凄い客層だ。実際、ムチャクチャ女性が多かったがレディースには見えなかった。
でもみんな、腹にサラシを巻いて、いつでも特攻できるようにしてるのかもしれん。
と言うより、チラシとか見て来る訳じゃないんだろうなあ。

雨宮兄弟はバカみたいに強くて、ミステリアスだけど、人と成りを見るとバカ。
たいへん美味しいキャラで、どんな話でも違和感なく吸いこめる親和性がある。
でもだからと言って、こんな猿でも書けるようなリベンジ物をやるとは思わんかった。

170941_2
▲団子三兄弟もとい雨宮三兄弟。

雨宮兄弟長男 斉藤工
 髭面がなかなか似あうじゃん。ちゃんと兄弟の長男に見えていい感じ。
 正編映画のAKIRAと全く同じような役回り。いいんかそれで?
雨宮兄弟次男 TAKAHIRO
 爽やかジャニーズ系を目指したのに焼肉が好きでメタボで失敗したみたいな外観
 この人のトッポイ感じが三男の基本いつもムッツリと相まっていいコンビ感が出てる。
雨宮兄弟三男 登坂広臣
 ムッツリ。目がキツい。ミシェル・ロドリゲスが男だったらきっとこんな顔。
 正編映画見てて途中まで、自己を律する姿勢が強い事から
 こっちの方が兄貴かと思っていた。TAKAHIROの方が明るく不器用、
 登坂の方がムッツリ不器用、という役柄なのだな。
 今回の映画で長男・次男との血の繋がりがない事が明かされた。うわ、叶姉妹っぽい。
この三兄弟は冒頭自分達のチェイスで果物屋が被害こうむっても果物一つ買ってチャラにした辺り、なんか人の痛みが分からない都合いい正義漢だなあ、とか思ってしまった。そんな事言うなら『HiGH&LOW』自体見れたもんじゃないんだけど。基本、トラブルの際の一般人への被害はウルトラマンで怪獣が暴れた際と同じように天災扱いになるとしか思えない。

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▲エロいカットも欲しかったな。エグザイル観客的にそういうのNGなんだろうけど。

通りすがりの被害者 吉本実憂
 いや、本当。ムリヤリ被害者になって、話に食い込んできた感じ。
 彼女自身が何をするでもなく、逃げ回って、他人に頼って、
 困った事態になると泣き叫んで他人を非難したりもする、
 割と性質の悪い役柄なのだけど、吉本実憂が演じてると、許せてしまう。
 泣きつく相手が雨宮兄弟でなく、正編に出てた女衒集団DOUBTだったら
 お子様たちには見れない大変拡張正しくない映画になったろうに残念だ。
 役柄としては「女性」ではなく、父を失ったばかりの「女の子」で、
 性的な記号は一切ない。いや、そういうの出していこうよ。
 タンデムの後ろに乗らせたら「おまおまお前の乳首が当たるからさああああ」
 くらい登坂くんに言わそうよ。

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▲昔は爽やか大明神みたいな感じだったのになあ。

悪い人石黒賢
 ドラマでテニスルックでならした感のある石黒賢も遂に悪い人か。
 流石にテニスルックではなかったし、爽やかでもなかった。
 そうだなあ。テニスルックで悪役演じるのはムチャクチャ難しいだろうからなあ。
 爽やかな悪役は見て見たい気がする。キラっとか白い歯が光ったりするの。
 「決意」がどうのこうののよく分からない理由で白い服着せて
 銃持って無制限にガンガン撃ちまくる子分が100人くらいいる。
 これで素手で戦う雨宮兄弟にコテンパンにやられてしまうのだから、どうかしている。
 彼等の持つ銃は敵が至近距離にならないと撃てないみたいな制約でもあるんだろうか?
 一本の映画中、ずっと戦っているにもかかわらず、根本的な対策は何もなし。
 そんなん中距離、長距離から撃てばええだけやん。
 命中率は下がるにしても、それを補う数がいるんだし。
 いや、あれ、数がいるだけでお金かかるから実砲使ってないのか。
 それだったら弱い理由は分かる。
 一生懸命組の為に働いてるのに、ニート予備軍みたいな兄弟に
 ボコられまくる部下たちが不憫でしょうがない。

ちなみに今回の騒動の大元になったUSBメモリ
(悪い人はそういうの作っては奪われる)
ラスト近くでTAKAHIROが「一番、信頼できる奴に渡した」と言ってたが、
TAKAHIROから見て登坂広臣は一番じゃないんか、と咄嗟に思った。
やっぱ「血」が違うからなあ(いやいやそうやないやろ)。

同じくラスト近くヤクザ側に出てきた新しい人は、
癒し系をかなぐり捨てた感じの昔に立ち戻ったみたいな演技で良かった。
(元々そういう系の演技の人だし)

ところで、チラシに

「ラストシーンがいつまでも心に残る感動作だ。」

って、書いてあるんだけど、映画のラストって雨宮兄弟がアイスしゃぶりながら、互いのアイスくれよおってジャレあってるとこだった筈だけど、少なくとも俺はあれを見て感動したりはしないという事は表明しておきたい。サラシ巻いた隠れレディースの皆様が雨宮兄弟のように拳で俺を殴りつけに来てもそこは変わらない。そう、断言できる。いや、来てもらいたい訳じゃないけど………サラシだけ身に付けて他、何も着用しないでくれたら、来てもらってもいいかな。


結論:いろいろ突っ込んだんだけど、その突っ込みも含めて、リアルな話とはとても思えないファンタジーを日本国内で撮れるコンテンツとして「ハイ&ロー」は非常に面白いと思う。これを真っすぐな視線で楽しむ人もいて、そういう人はそういう人で構わないけど、そういうのはファタジーの世界に耽溺しやすい若い人じゃないかなあと思う。そういう客層がいる事も含めて、メタなコンテンツとしてかなり良い。


【銭】
額面1400円の前売券をチケ屋で見つけて900円。中々いい買い物でした。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
HiGH&LOW THE RED RAIN@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
HiGH&LOW THE RED RAIN@パピとママ映画のblog
▼関連記事。
HiGH&LOW THE MOVIE@死屍累々映画日記
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