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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』をバルト9-9で観て、生まれてから今まで見たアニメで一番かっこいいぜよふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★美学の塊】  
ともかく、かっこいいのである。
それは作画がいいとか、アニメートが優れているとか、
外見だけの話ではなく(外見も良かったが)
出てくる野郎どもがギラギラ、男だったり、女だったり、
実に大人なのである。
今、邦画でこんな大人な野郎どもを見かける事は少ない。
大人を演じられる役者がいなくなってしまったからだ。

大人は誇りを忘れない。
大人は自分の生きてきた道を信じる。
大人は自分が信じる物の為には命を捨てる事すら躊躇しない。

今はもう、高倉健や菅原文太みたいな剥き出しの大人はいなくなった。
みんな、周りを見回して、社会に合わせてセコセコ生きている。
そういう優しい大人じゃなくては排斥されてしまう世知辛い世の中なのである。
優しい事は処世術としては実に優れた生き方なのだが、
実はギブ・アンド・テイクで、自分の優しさを許してもらうために
人の優しさを受け入れなければならない。
要するにみんながうまく生活していく為に、笑いたくなくてもニコニコし、
泣きたくてもニコニコ笑って暮らさなければいけないのだ。

この映画の大人たちは違う。
笑いたい時に笑い、泣きたい時に泣く。
誰からも強制は受けない。
その代わりに、常に他者から心臓を撃ち抜かれる覚悟で生きている。
昔はこういう自分の信念を曲げないプロフェッショナルな野郎がいっぱいいたのに、今、彼らはどこへ行ってしまったのだろうか。

だから、この映画の中のルパンはかっこいい。
この映画の中でルパンは次元に友情でお付き合いをしている訳ではない。
もっと大雑把だ。
彼は役に立つ相棒と、自分の好奇心を満足させる為に動く。
思い通りに事が運び、未知であった謎が彼の前にひれふした時、
彼は思い切り、美味い煙草を喫えるのだ。
単に、彼自身の満足の為に。

次元大介は「ガンマン」というアイデンティティに生きる。
彼が必要とするのは彼が銃を撃つ「有用性」だ。
銃によって、自分を規定する。
だから、目の前で彼の「有用性」を傷つけた男は許せない。
そして、彼も彼がおもうとおりに自己を発揮出来た時、
思い切り、美味い煙草を喫えるのだ。
単に、彼自身の満足の為に。

二人の相棒は、嗜好は異なるが似たもの同士だ。
その馴れあいにならない、お互いがお互いを認めているが故の
ちょっとヒリヒリした居心地良さも気持ちいい。

あ、不二子の無駄なエロさも好き。


【銭】
正規料金の1300円支払い。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標@ぴあ映画生活
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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五エ門@死屍累々映画日記
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