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『映画の教室2017(第一回)』をフィルムセンター小ホールで観て、うむ勉強だ★★★

五つ星評価で【★★★映画としての武器は持っているが、面白いとは断言しかねる】
フィルムセンターの企画上映。
全五回で今回のお題は「素材から観る日本アニメーション」
一回目は「切り絵・影絵アニメーション」。

日本には昔、こんな技術が普通にあったのね。
そして後継者もなくすたれたのね、という事が分かる回だった。

『黒ニャゴ』『月の宮の王女様』は切り紙アニメ①。
『くじら』『幽霊船』はカラー影絵アニメ②。
『お蝶夫人の幻想』『お花のおひめさま』は切り絵アニメ③。

①の切り紙アニメはセル画の代わりに紙に描いたキャラクターを
切り抜いて動かすアニメ。自主上映などでもまだたまに作られるが、
技術的な勘と手間がかかるので敬遠されがち。
『月の宮の王女様』の滑らかな動きは異常。
②は背景に多層のセロファンを使ったアニメで、キャラは黒い切り抜き紙。
人間の醜い部分が描かれてたりして鑑賞対象は大人っぽい。
③は②同様、主人公を含めキャラは黒い切り抜き紙。
但し、ムチャクチャ細かい。
こんなの作るのはどっかおかしいと思える微細さ。

物語としてはどれも単調で退屈を誘うが、
失われた映像美術が見れるのはお得。


【銭】
フィルムセンター一般入場料金520円。満席だった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《映画の教室 2017/切り紙・影絵アニメーション》@ぴあ映画生活
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Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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