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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ざ・鬼太鼓座』をユーロスペース1,2、早稲田松竹で観てゲロご機嫌★★★

五つ星評価で【★★★ムチャクチャな映画。でも面白い】
区分的には「ドキュメンタリー」だけど、何故か脚本がある(笑)。
MTV以前のプロモーション音源映像集と思って見てもらうのがいいだろう。
褌一丁の太鼓叩きの集団で、冬場雪の中上半身裸でランニングしたり、
身体の鍛え方が半端じゃない。半端じゃないけど、
かっこよくマッチョという形には仕上がらず、
どことなく影のある不気味なマッチョ集団に仕上がってしまっている。
外部から見たらカルト集団にしか見えない。
神様ったらイケズ。

だがもう、太鼓とか三味線を奏でさせたらもう目が離せない。
音楽のドキュメンタリーにこの手法はないだろうという掟破りが
成功したり、失敗したりで、退屈を誘う部分もある。
ただ、ラストに配置されてる「祭囃子」と「津軽三味線」は必見。
特に「祭囃子」は演奏者個々が、部品として音に埋没し、
人が音楽の為にここまで「個」を捨てきれるかという実験みたいだ。
その捨て身の演奏は物悲しく、可笑しく、そして心を打つ。

「祭囃子」と「津軽三味線」のどちらも演奏時間は10分を
越えてると思うが、1981年に撮られたこの映画は当然
フィルムで撮影されている。フィルムはロールの長さに
制約があり、最長でも一度に10分くらいの映像しか撮れないのだ。
にも関わらず、カメラが一台しか用意されてなさげなのに、
演奏によどみがない。切っている場所が分からない。
どうやって繋いだんですか。よっぽど高度な編集でしょう、
と海外で質問されたらしい。
どちらもスピードが全く変わらない演奏を何回か
全く同じに演奏した、という事らしい。

見れば分かるが、それは全く不可能なチャレンジだ。
台風の中で全く同じお天気レポートをやれと言うのに近い。
それを成し遂げてしまうのだから気が狂ってる。
あー、おもろい。


【銭】
1回目:ユーロスペース会員割引で1100円。
2回目:ユーロスペース会員割引で1100円。
3回目:早稲田松竹夜間割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ざ・鬼太鼓座@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・ざ・鬼太鼓座(1~3回目)@死屍累々映画日記・第二章
ざ・鬼太鼓座(4回目)@死屍累々映画日記・第二章
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