大溝口健二と大山田五十鈴の歴史的な傑作の筈なのだが、特に感情が何一つピクンとも動かず。家族のために汚れたのに家族からないがしろにされる山田五十鈴には同情せんでもないが、「てめえらがそのつもりならもう何一つ期待しねえ。今後、全ての縁は切れた物と思え」くらい言って木刀もって社長宅に殴り込みかけるくらいが「不良少女」じゃないかと、そら、東映に脳が犯されているか。
初めて見るヤング山田五十鈴はドングリ眼で、甘えのないトト姉ちゃんみたいだなと思った。
【銭】
神保町シアター一般料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・浪華悲歌〈えれじい〉@ぴあ映画生活