◆『カタクリ家の幸福』
五つ星評価で【★★三池崇史攻めるなあ。いやこんな方向に攻めるなよ】
ともかく凄い作品である事は確かなのだが、逆に言えば凄いだけとも言える。開始一分で後悔させられたもの。うーん、世界のキヨシローをこんな風に使っていいのかあ?いいか。丹波哲郎なんて、この辺がかなり遺作に近い筈だが、まあ丹波哲郎はいいか。丹波哲郎が何に出ようが何をやろうが今更だよね。すげーかっこいい時期もあったんだが。
ジュリーに松坂慶子、丹波哲郎、西田尚美、武田真治
パッと見普通に見えるけど割と濃いメンツを揃えてる。
私、松坂慶子のいい意味でプライドがなくて何でもやるのは好き。
とは言え、やっぱり何もやらなくても丹波哲郎が一番面白い。
駐在役の森下能幸って、この間見た『ブレイブストーム』にも出てた。
17年も間が開いているのに外見が全く変わって見えない所が凄いな。
全く内容に触れてないのだが、こんな映画みんなが
手を出して思いっきりみんなで後悔すればいいのだ。
俺だけが後悔するなんてやだいやだい。
そんな映画。
◆『ザ・タイガース 華やかなる招待』
五つ星評価で【★★★思う所はあるけどライトでいんでね】
ザ・タイガースがミュージシャンを夢見る高校生。
「ビートルズまがい」の彼等が親や教師とぶつかりながら
成功を掴んでいく様をライトに描く。
あちこちにかかるタイガースのメロディーが映画を元気にしている。
コテコテのコメディーでもないのに努力した人や
一生懸命やってる人が報われる訳でもないのがちょっと気になる。
ヤングなタイガースと対比されるのは剥げかかった西村晃。
ちゃんと主義も主張も人情もある大人が子供(タイガース)に
振り回される姿はちょっと寂しい。
タイガースはジュリーと岸部一徳しか分からん。
【銭】
新文芸坐の会員割引300円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・カタクリ家の幸福@ぴあ映画生活
・ザ・タイガース 華やかなる招待@ぴあ映画生活
スポンサーサイト