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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『カタクリ家の幸福』『ザ・タイガース 華やかなる招待』を新文芸坐で観て、ゲロゲロあっさり。

新文芸坐が企画した沢田研二特集から二本立て。

◆『カタクリ家の幸福』
五つ星評価で【★★三池崇史攻めるなあ。いやこんな方向に攻めるなよ】
ともかく凄い作品である事は確かなのだが、逆に言えば凄いだけとも言える。開始一分で後悔させられたもの。うーん、世界のキヨシローをこんな風に使っていいのかあ?いいか。丹波哲郎なんて、この辺がかなり遺作に近い筈だが、まあ丹波哲郎はいいか。丹波哲郎が何に出ようが何をやろうが今更だよね。すげーかっこいい時期もあったんだが。
ジュリーに松坂慶子、丹波哲郎、西田尚美、武田真治
パッと見普通に見えるけど割と濃いメンツを揃えてる。
私、松坂慶子のいい意味でプライドがなくて何でもやるのは好き。
とは言え、やっぱり何もやらなくても丹波哲郎が一番面白い。

駐在役の森下能幸って、この間見た『ブレイブストーム』にも出てた。
17年も間が開いているのに外見が全く変わって見えない所が凄いな。

全く内容に触れてないのだが、こんな映画みんなが
手を出して思いっきりみんなで後悔すればいいのだ。
俺だけが後悔するなんてやだいやだい。
そんな映画。


◆『ザ・タイガース 華やかなる招待』
五つ星評価で【★★★思う所はあるけどライトでいんでね】
ザ・タイガースがミュージシャンを夢見る高校生。
「ビートルズまがい」の彼等が親や教師とぶつかりながら
成功を掴んでいく様をライトに描く。
あちこちにかかるタイガースのメロディーが映画を元気にしている。
コテコテのコメディーでもないのに努力した人や
一生懸命やってる人が報われる訳でもないのがちょっと気になる。

ヤングなタイガースと対比されるのは剥げかかった西村晃。
ちゃんと主義も主張も人情もある大人が子供(タイガース)に
振り回される姿はちょっと寂しい。

タイガースはジュリーと岸部一徳しか分からん。


【銭】
新文芸坐の会員割引300円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
カタクリ家の幸福@ぴあ映画生活
ザ・タイガース 華やかなる招待@ぴあ映画生活
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カタクリ家の幸福

人里離れた田舎でペンション経営を始めたカタクリ家6人と犬1匹。 やっとのことでお客が来たと思いきや、なぜか謎の死を遂げてしまう。 警察沙汰になってしまっては二度とお客が来なくなる!ということで…。 ミュージカル・ホラーコメディー。

  • 2017/12/04(月)08:27:01 |
  • 象のロケット