ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『blank13』もう一言。

ツイッターで映画の話をしていたら、この映画の冒頭で「火葬」を解説するが、あれはいるのかと言う人がいて、ふじきお節介だからこう反論したり、思ったりしました。
・あの冒頭の部分は観客を映画に導入するのに大変効果的ないいハッタリである。
・母親だけは葬儀場に来ない。でも、元、住んでいたらしい家に寄り、タバコをくゆらせる。あのタバコが火葬であり、「火葬をするのは人間だけだ」というのはあそこにかかる。けっこうボロボロのヒドイ目に会いながらも故人をしのげるのは人間だからじゃないか、と。
・家族みんなが煙草を喫うのは良かれ悪しかれ全て父親の影響である。
この父親が蒸発するときの言い訳が「タバコ買ってくる」だった。
つまり、13年間タバコ買いに行ったまま戻っていない状態。
次男は父にタバコを与える。これはタバコを買いに行く動作を終わらせる暗喩である。
長男は父とタバコのやり取りをしない。だから、彼は父を許しきれない。
母は父とタバコのやり取りをしない。でも、おそらく、彼女だけは父の弱さや優しさを知っているから、最初から許しているのだと思う。葬儀に出なかったのは彼女は許しているが、世間が許していないから社会的な態度として参加を控えたのだろう。

役に立たない与太話するの楽しい。

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コメント

タバコと火葬

いえいえ、とても役に立つお話でしたよ。

そうか、冒頭の火葬に関する字幕の事、すっかり忘れてました。火葬場での、焼却炉を操作するプロセスもかなり念入りに描かれてましたし、「火で亡くなった人をおくる」事も重要なテーマなんですね。

そう言えば昔の日活映画(渡哲也主演?)だったか、お墓の前で主人公がタバコを線香代りに立てるシーンがあった事を思い出しました。

  • 2018/03/05(月) 22:52:07 |
  • URL |
  • Kei #BxQFZbuQ
  • [ 編集 ]

Re: タバコと火葬

こんちは、Keiさん。

ツイッター側では、ちょっとかんがえすぎ程度に軽くいなされてしまいました。

  • 2018/03/06(火) 01:42:20 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

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