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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『人類遺産』『息の跡』キネカ大森3

キネカ大森の名画座企画「震災から7年、忘れられない風景との対話」ドキュメンタリー2本立て。

◆『人類遺産』キネカ大森3

▲どーん!

五つ星評価で【★情景だけのドキュメンタリー大嫌い】
廃墟をただひたすら撮影する景色だけのドキュメンタリー。
ほぼ音もなく、絵も動かない。環境映像みたいな物。
これが写真集ならいいし、
写真集のオマケ動画なら納得するけど
単品の映画としては認めたくない。

時に、絵として強烈な物がある事は認める。
戦車が放置されてる廃墟や、宗教建築の廃墟など
神々しくも美しい。そこについドラマを補完して見てみたくなる。
でも、それはそういう思いその物が嘘だろう。
どんなに思いを馳せても、廃墟は廃墟であり、
思いが何であろうと変わる事なく、ただそのまんまに廃墟だ。

それにしても屋外では緑(主に樹木)の発達が早く強い。
密閉度が高い屋内は泥棒が入った後のそのまま30年後みたい。

何よりも否定したいのは、単に廃墟の撮影寄せ集めて「映画」たあ、簡単すぎるんじゃない?(うん、ヤッカミだな、やっかみじゃないかな)


◆『息の跡』キネカ大森3

▲好人物。

五つ星評価で【★★俺が悪かった】
主人公は変人ながらも面白い好人物。
彼の主張も正しいし納得できる。
でも、あまりピンと来ない。
やってる事が理屈としては正しいのだろうが、情に伝わらない。
津波で押し流された更地にプレハブ小屋を作り、種屋を再開。
畑を作り、種を植える。世界に震災で起きた記録を発信する。
プレハブ小屋を破壊し、元の更地に戻す。

カメラは作業を後追いする。
種屋を再開し、畑を作る様子を撮影。
情報発信を撮影。小屋の破壊を撮影。

気持ちにピンと来る物が伝わらない。
種屋を再開して何になるのか。
畑を作って何をするのか。
情報を発信して一番訴えたいのは何か。
何故、店を解体してしまうのか。

何か真意が隠されているのか。よく見えない。


【銭】
2017年10月始まりで新しく購入したキネカード(名画座回数券)。半年間で3回入場券付で3000円。うち割引回数券機能を使用(スタンプ5ツ目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
人類遺産@ぴあ映画生活
息の跡@ぴあ映画生活
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