ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』新宿ピカデリー4


▲大鷲の健。何でこんな就職できなくて渋谷でカツアゲとかしてそうなキャラにしちゃったんだ?

五つ星評価で【★★チグハグやない?】

いいところもあるが全体あまりよろしくないと思う。

まず、前提としてTVの話があったらしく、タツノコ4大ヒーローが集結する話として劇場版映画本編内にも取り込まれている。なので、この映画の中にはその事件と、それが終わった後の新たな事件とが二つ入ってる事になる。
この一つ目の事件はかなり突飛だけど、まあ、感情の落とし所が分かるので、これはこれでまとまった話だと思う。ただ被害者になる少女がいて、ガッチャマン、テッカマン、キャシャーン、ポリマーなどが重ならずにいるパラレル・ワールドがそれぞれあると言うのは可能性がゼロではないのだけど、パラレル・ワールドという設定を普通に考えるなら、すんげえ御都合主義だろう。
そして、二つ目の事件はガッチャマンのいる世界に他の世界から4人(少女含む)が集まってくる。
敵は船越英二演じる南部博士。南部博士の元の声はもうすっかり忘れてしまっているので、この人生の辛さばっかり味わってきたような声を私は好きだ。南部博士その物のキャラがセルアニメとは違っているようだし(老成したと言えばいいか)。この南部博士が敵になるプロセスも、その南部博士を取りまくリアルな政治状況もハードで良いと思う。だが、南部博士が手に入れたギャラクター保有の兵器が具体的に説明されていないので機能がよく分からない。無限のエネルギーを転用できる兵器とだけ思っていればいいのか?

この敵の強さが割と不明瞭であるのはよろしくない。
味方の強さと比較検証できない。
そして味方。キャラの個性が薄い。
テッカマンのみはガタイがでかく、知的な役割を与えられているが、残りのメンツはそれぞれの技を持つ戦闘要員にしか見えない。べしゃりなどに表われる個性が薄いのだ。これならタツノコ4大ヒーローではなく、普通にガッチャマンの方がよかったのではないか。予告にもあるキャシャーンとポリマーが並んで歩くシーン。コスチュームを除けば全く一緒である。バレエダンスのように息を合わせてるみたいだ。尻のプリンプリンした動きまで一緒なのである。ホモかよ。ホモかは別にして、アニメーターに演技を付けようという気持ちがないのだ。キャラクターの個性を声優の声質だけにしてはいかんだろう(それは脚本もだが)。個性の薄いキャラに感情移入なんてできないよ。なので、どっちかって言うと狂いながらも悩み抜いてそうなったかのような南部博士の方に共感した。

ヒーローの全体モデリングはいいけど、素顔はCGドールそのまま。割とみんな人相悪い。街角で女性用下着握ってたら捕まりそうな顔立ちである。思いつめた顔なのに妙に明るい私服はどこかイビツな感じがする。女の子の服も数着あるがトーンが合わないのが逆に仇になってる。
あと、主人公健のアゴヒゲはかっこ良くない。

やっぱ一番でっかい問題は主人公側がいろいろな意味で魅力に薄い事だ。
あと、渋谷はもっと人がいっぱいいる。けっこうスカスカな渋谷だ。あのスカスカさは30年くらい古い。今の方が人が多くてゴミゴミしている。


【銭】
ピカデリーの前回有料入場割引+ネット購入割引にて1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ@ぴあ映画生活
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『InfiniーT Force/ガッチャマン さらば友よ』

「科学忍者隊ガッチャマン」、「新造人間キャシャーン」、「破裏拳ポリマー」、「宇宙の騎士テッカマン」の4大ヒーローが集結したタツノコプロ創立55周年記念作品。昨秋からテレビシリーズが始まり、その後日譚が劇場版として製作された。冒頭にテレビシリーズのダイジェストが入るが、1クールとはいえ情報量の多い作品なだけに、出来れば先に見ておく方が望ましい。あらゆる世界で娘・笑が若くして亡くなってしまうこと...

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