
▲日本公開作、全部傑作のアーミル・カーン。
五つ星評価で【★★★★分かりやすく面白く、良い感情移入がある】
インドではTVアニメ『巨人の星』が流行ってるらしい。
天才アーミル・カーン、今回は父ちゃん役(星一徹)で、アマレスの国内チャンピオンだったが引退。息子に世襲させたいと思ってたのに、生まれてくる子供はことごとく娘。ある日、ケンカで男子をボコボコにした長女・次女の格闘センスに気づき、特訓を開始する。もう、娘はいきなりそんなんさせられて嫌で嫌で反抗するのだけど鬼父ちゃんの特訓は延々と続き、最終的に長女は国内のインド相撲大会で優勝して人気者になる。そこから苦難の末、世界チャンピオンになるまで。
父ちゃんがただの特訓バカではなく(特訓バカに見えるけど)、父ちゃんなりに娘たちに希望を託し、そして、絶対強くなると信じているのが良い。特訓に入った後は「悩まない」と言うのが一つの事を成し遂げた男の強さであり、娘たちに対する信頼である。基本的に面倒くさい人なんだけど正しい事だけは分かってるから安心して見てられる。
二人の娘は可哀想だけど、ある一点を機会にグングン実力が付いてしまうのが面白い。やっぱ、メンタルが大事なんだよ。それを大事にしてやらなかったのは父ちゃんの手落ちだと思う。
ロバみたいな顔をしたイトコくんもいいキャラ。直線的に必要な人材ではないけれど、彼がいる事は決して無駄ではない。ちょっと先代の圓楽に似てる気もする。野生の圓楽か。
父ちゃんが厳しい分、母ちゃんがちゃんと加減を見て裏で調整してるのもいい。夫婦やなあ。
みんなキャラが立ってて、そのキャラの感情がダダ漏れするような歌詞をプレイバック・シンガーが情緒たっぷりに歌ってくれるのが響く。ボリウッド・ムービーらしいダンスは含まれてなかったが、プレイバック・シンガーが歌う歌詞に編集点を集中させ、物事を分かりすくスピーディーに展開させていたのは凄くいい手法だ。
大人も子供もみんな好人物(あのコーチは除く)。だから、見ていて楽しくってたまらなかった。うん、高揚する。
【銭】映画ファン感謝デー料金1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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ダンガル きっと、つよくなる@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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ダンガル きっと、つよくなる@ノラネコの呑んで観るシネマ・
ダンガル きっと、つよくなる@あーうぃ だにぇっと・
ダンガル きっと、つよくなる@ノルウェー暮らし・イン・原宿PS 親父特訓物と言えば『ダンガードA』もそうだ。
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落穂ひろいDVD鑑賞の続きです。
映画は、今春ロードショウされた『ダンガル きっと、つよくなる』。
観てから少し時間が経ちました。
さて、映画。
- 2019/04/08(月)21:43:59 |
- キネマのマ ~ りゃんひさ 映画レビューなどなど
インドのレスリング元国内チャンピオンの男マハヴィルは、生活のため早くに引退せざるを得なかった。 国際大会で母国に初の金メダルをもたらす夢をまだ見ぬ息子に託すが、残念ながら生まれたのは女の子ばかり。 …しかし、長女ギータと次女バビータに格闘DNAを感じたマハヴィルは、2人にレスリングのスパルタ教育を施すことに…。 実話から生まれたヒューマンドラマ。
- 2019/04/05(金)19:01:15 |
- 象のロケット
【概略】
レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても突き進もうとする父と、...
- 2019/04/04(木)20:45:59 |
- いやいやえん
実話をもとに2人の娘をレスリングの世界で成功させるべく奮闘する父親を描き、本国インドのほか世界各国で大ヒットを記録した人間ドラマ。主演は「きっと、うまくいく」のアーミル・カーン。本作の監督ニテーシュ・ティワーリーから、父と娘の実話を聴いて主演と制作を買って出た。あらすじ:レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導...
- 2018/06/15(金)19:16:18 |
- 映画に夢中
すべての壁を、超えてゆけ。
インド版星一徹みたいな実在の熱血レスリングおやじ、マハヴィル・シン・フォーガットと彼の教えを受けた二人の娘、ギータとバビータの半生を描く物語。
保守的なインド社会にあって、秘められた娘の才能を見抜き、人々の嘲笑も意に介さずに、ひたすら二人の才能を開花させるために突き進む。
「きっと、うまくいく」「PK ピーケー」などのスーパースター、アーミル・カーンが、...
- 2018/05/09(水)20:53:28 |
- ノラネコの呑んで観るシネマ
いや~泣けた泣けた。
基本的に王道のスポ根ものなので、その涙は高校野球を見るように実に爽やかで熱く美しい。
しかし基本王道のスポ根なのに、背景にある社会的な不平等や今まさに話題のアスリートのコーチのパワハラ問題などを、インド映画のノリで面白く見せる点で実に斬新。
- 2018/05/07(月)00:49:28 |
- ノルウェー暮らし・イン・原宿
ダンガル きっと、強くなる@ユーロライブ
- 2018/05/05(土)20:50:47 |
- あーうぃ だにぇっと