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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』『太陽の王子ホルスの大冒険』『アルファヴィル』新文芸坐

池袋で同日同劇場で見た4本をまとめてレビュー。

◆『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』新文芸坐

▲ちなみにパンダは雑食性である。

五つ星評価で【★★あの寸止めのようなスピードに私もう耐えられないのです】
あの寸止めっつか、緩急の「緩」しかないようなスピードに私、耐えられないのです。何でと言われたら、そういうお年頃としか言えないのです。一作目のキャスティング表は良かったなあ。銭形みたいな駐在さんの声を山田康雄が充ててる。サーカスのモブシーンにルパンらしき一味が出てきたのは二作目だったか。ちなみに私はミミ子さんでは興奮できない人なので、二次コン、ロリコンとしてはまだまだといったところです。あんなんで興奮出来る人はペットショップの犬にだって欲情するだろう。だから、まだまだで充分です。ペットショップの犬に欲情するのはうらやましくないからね。


◆『太陽の王子ホルスの大冒険』新文芸坐
五つ星評価で【★★★★何て丁寧な。】
20年くらい前に劇場で1回見てるがその頃は素晴らしさがよく理解できなかった。けっこうな大人なのに子供だったのである。

こんなんようアナログの時代にやったな、という凄い効果の見本市だったりする。やはり、後付けでどんな凄い技術が出てきても「何をどのような見せ方で撮りたいか」という根源的な問いかけに真摯な対応をする事が観客の心を打つのだ。
ホルスはへこたれない少年らしい純朴なキャラクターだが、まあ、普通だ。今時、いない実直なキャラだと思う。JOJO第一部のジョナサン的だ(金や育ちはもちろん異なるのだが自分の中での軸がぶれない)。
ヒロインを演じるヒルダのとんでもない孤独や、この娘の今までの悲痛な暮らしが透けて見えるような演技や演出が見事。彼女を見て泣いた。世の中にはどんな世になっても抗いがたい不幸というのがポツンとあったりするのだ。ヒルダは本当にそういう人達の象徴みたいだった。
アフレコの中で、実写の顔がありあり浮かんでしまったのは頑固爺さん東野英次郎くらい。技術的に下手とか、そーいうのではなく、声に特徴がありすぎてあの顔が浮かんでしまう。あの爺さんだけは実写の東野英次郎にキャラ置き換えてもいい。
悪い奴は生まれながらにして悪い奴でいいというルールなのだな、この頃はまだ。とても、落ち着く。


◆『アルファヴィル』新文芸坐

▲「もみじ饅頭ーっ」B&Bネタをこじらせてる最中。

五つ星評価で【★★うわあ、やはり、ゴダールダメだ】
私、ゴダールはたまに挑戦するんだけど、『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』を除くと、どれも睡魔に絶対と言っていいほど勝てないのだわ。これもその例に漏れなかったわ。何で最初の二本だけ大丈夫なんだろ。


【銭】
『パンダコパンダ』+『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』+『太陽の王子ホルスの大冒険』:一般1350円-250円(会員割引)
『アルファヴィル』:一般1500円-500円(会員割引)
▼作品詳細などはこちらでいいかな
パンダコパンダ@ぴあ映画生活
パンダコパンダ 雨ふりサーカス@ぴあ映画生活
太陽の王子 ホルスの大冒険@ぴあ映画生活
アルファヴィル〈デジタル・リマスター版〉@ぴあ映画生活
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