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『恋は雨上がりのように』『デッドプール2』『GODZILLA決戦機動増殖都市』『SHOOT X 霊撮ゲーム』『のみとり侍』

摘まんで5本まとめてレビュー。

◆『恋は雨上がりのように』トーホーシネマズ新宿3

▲こういう行動してくれると硬いキャラのハードルが下がってよい。

五つ星評価で【★★★★ちゃんとした話、ちゃんとした出演者】
これは原作マンガ出だしの部分を読んだ事がある。だから、なかなか上手く劇場用映画として翻案されてるじゃんと感心した。小松菜奈はJOJOでもそうだったけど、ヒロインその物。マンガを憑依させるのよね、この娘。大泉洋は原作とはタイプが違うけど、こういう解釈でも間違いではないなと言う誤差のうち。これはキャスティングされた時からマンガと外見は異なるが、本質が似通ってるから分からんでもない人選だと思っていた。大泉洋はバランス感覚が良く、並以下の人をきちんと表現できる。どちらかと言うと大人物には向かない。今回のキャラは市井の悩む有象無象だから大泉洋のバッチリ範囲内である。ただ、役が大泉洋に近づいてしまうという弊害はあるのだけど。

小松菜奈の思いが大泉洋に伝わらず、逆に悪感情を持ってると思われる部分が原作マンガより現実の人間が演じる事で遥かに伝わって面白かった。いや、そこが伝わるのが演出的に凄いよなあ。そういう「伝わらなさ」を持ってる主人公と言うのを最後までちゃんと演じた小松菜奈はナイスな仕事だった。「伝わらなさ」を分かっているのだけど、ある一線やはり許しづらいジレンマを抱えてしまう清野菜名も可愛かった。この二人がナナ同士で、同じナナだけど違うナナ(菜奈と菜名)でもあると言うのが中々いい楽屋落ちだ。

空手チョップのシャツが脱力でいいなあ。
あの空手チョップシャツでのデートは「お前なんかに気はないんだバカヤロ宣言」なのだけど、相手が上級の変態だったら、そういう寝巻に近いようなクタっとした服の方が欲情をそそると思う(俺はそっちの方です)。

映画トップで小松菜奈が走り出すシーン、山本舞香の壁ドン。こう、アクションとしての見せ場がズバンと決まる気持ち良さ。

▲女同士壁ドン。

今、一番、親友枠でキープしたい女優・清野菜名。完璧。揺れてる感がいい。

バイト先の女の子、松本穂香の『世界でいちばん長い写真』との仕上がりの違いにも驚いた。女は化ける。

最近よくある少女マンガ原作の年齢差恋愛映画にしなかった見識の高さ。そら、大人と子供が恋愛をするというのは現実でもある事であろうが、ごくごくモラルのある大人としては、子供から突きあげられる恋愛を昔はみな、大人側がいなしていたのだ。次の世代のメスを取らない。それがモラルだし、「常識」だった。そういう意味で、大人がちゃんと大人として描かれている。逆に、大人が子供に手を出させてしまうマンガと言うのは子供側から見た大人攻略になっている訳だからマンガと言う子供から見た夢物語としては間違えてはいない。ただ、それをリアルな人間を使って演じさせようとするとモラルが破綻してしまう。映画はマンガより主張が個人発ではなく、共同体発として捕えられやすい。「私はこう考えてます」ではなく「私たちはこう考えてこういう物を提供します」という方向にどうしてもなってしまう。それは単純に一本の作品を作る参加者が多い事もあるが、イニシアティブを取る人間がマンガ作者のように完全に一人に集約しないからだろう。だから、原作マンガのモラル崩壊を分かっていて肯定するなら、それはそれでそういう映画も面白いと思う。が、こういう正しいモラルに基づく物はそれだけでちょっとホッとさせられる。


◆『デッドプール2』トーホーシネマズ新宿9

▲ちなみに色盲の人は赤と緑が間違いやすいらしい。

五つ星評価で【★★★前回同様っちゃ同様なんだけど】
質の高い悪ふざけとして今回もなかなか満足である。
今回一番良かったのはユキオの忽那汐里。
激マブ可愛子ちゃんだが、出番が短い。
すっごくあの笑顔が好きなんだけど常に笑顔なのが浮世離れしすぎてて見ようによってはデップー同様第四の壁を越えてる(作品の中から作品の外を憶測できる)のかとも勘繰ってしまう。それならそれでいいけど。


◆『GODZILLA 決戦機動増殖都市』トーホーシネマズ新宿1

▲双子だったら「キッスは目にして」と言うか?

五つ星評価で【★★★★ハードSFらしい展開に唸る】
アニゴジの二作目はこの設定を基本設定に組み込まない事を前提としてかなり好き。これは実写よりアニメで作るのがより適してると思う。

ただ、これが怪獣映画かと言うと何か違う物のような気がする。ハードSFをベースに据えた哲学の映像化。怪獣映画である為には怪獣が具象的に描かれなければならない。形がなければならない。本作のメカゴジラには固定の形がない。本作のメカゴジラが何物なのか明確にするなら、それは「反ゴジラ概念の具象化存在」と言える。又は、人工的に作った「反ゴジラ環境」とも言える。
このメカゴジラに相対するゴジラが形はゴジラなのだが、極めて「ゴジラ環境を具象化した存在」とでも言わんばかりで、別にゴジラの形をしてなくてもよさげなのである。腕はいらない。熱戦を吐くための口と移動の為の足くらいあればいい。蠕動運動で移動が出来るなら熱戦を吐く筒でも良い。つまり、これは環境と環境のぶつかり合いを映像化している。ゴジラが遊星爆弾でメカゴジラがコスモクリーナーDだ。そう考えると何か燃えづらい。
そもそもゴジラは核による怨霊だ。獣でありながら、人類に対しての怨嗟とでも言うべき感情を秘めている。そこに恐怖がある。
だが、今回のゴジラは別種だ。システムに組みこまれている存在だ。システムに組みこまれた存在であるなら、そのシステムを解析すればゴジラに対する勝利は可能だろう。だから、物語は面白いが、これは王道のゴジラではない。

とは言え、話の揺さぶりかけが上手く、実に次が楽しみである。


◆『SHOOT X 霊撮ゲーム』シネ・リーブル池袋1

▲ポスター図案。

五つ星評価で【★★★安い。安い。でも安いだけでないチャレンジ精神が見え隠れする】
映像がとことん安くてモキュメンタリーまるわかりであるけど、意外と話がちゃんと練ってある(練ってある事自体が意外で良かった)。効果音が下品に大きいのはキツいけどこれは作品効果だからしょうがないか。効果音よりも作品内で描かれる弱者虐めの強者側の恫喝セリフの方がうるさいか。


◆『のみとり侍』109シネマズ木場1

▲多分、「へたくそ!」直後の顔。

五つ星評価で【★★★★多分、おで阿部寛が好きなんだと思う】
そこをそう落とすのかと言う感じでラストには煮えきらない部分も多々あるのだが、下手くそと言われて落ち込んだり頑張ったりする阿部寛が可愛くて堪らない。阿部寛って見ていて実に感情移入がしやすくて魅力がある。美男子でありながら横丁の兄ちゃん感も強い。今、そのどっちも持ってる俳優って少ないんじゃないか?

文枝はなかなかいい演技だった。年の功。余計な事を演出がさせなかったのが良かったのだと思う。文枝は生臭いから余計な事を非常にしそうなだけに。松重豊の方が演技が破綻してた。暗君なら暗君ではっきり落とした方がいい。


▲あっちゃんに饂飩粉塗られたい。

蚤鳥侍だとゲル・ショッカーの怪人みたいだ。


【銭】
『恋は雨上がりのように』:映画ファン感謝デー料金1100円。
『デッドプール2』:映画ファン感謝デー料金1100円。
『GODZILLA 決戦機動増殖都市』:映画ファン感謝デー料金1100円。
『SHOOT X 霊撮ゲーム』:テアトル会員割引料金1300円。
『のみとり侍』:109シネマズ会員感謝デー(毎月19日)料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
恋は雨上がりのように@ぴあ映画生活
デッドプール2@ぴあ映画生活
GODZILLA 決戦機動増殖都市@ぴあ映画生活
SHOOT X~霊撮ゲーム~@ぴあ映画生活
のみとり侍@ぴあ映画生活
ヤー1@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
恋は雨上がりのように@ノラネコの呑んで観るシネマ
デッドプール2@ノラネコの呑んで観るシネマ
デッドプール2@或る日の出来事
デッドプール2@徒然なるままに
デッドプール2@ノルウェー暮らし・イン・原宿
デッドプール2@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
GODZILLA 決戦機動増殖都市@SGA屋物語紹介所
GODZILLA 決戦機動増殖都市@徒然なるままに
のみとり侍@ここなつ映画レビュー
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恋は雨上がりのように@よみうりホール

「デットプール 2」☆劇場大爆笑!自虐ネタ満載

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GODZILLA 決戦機動増殖都市

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デッドプール2

最愛の彼女ヴァネッサを取り戻しお気楽な日々を送っていたデッドプール。 しかし、未来からやって来たマッチョな機械男ケーブルのせいで、大事件に巻き込まれてしまう。 ヴァネッサの希望もあり、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めたガキを守ることにしたが、1人ではパワー不足。 そこで、特殊能力を持った仲間を集めることに…。 人気SFアクション第2弾。

恋は雨上がりのように

高校2年生の少女・橘あきら(17)は、ケガで陸上の夢を絶たれファミレスで放心しているところに、男性店長・近藤正己(45)から優しく声をかけられる。 そのファミレスでバイトを始めたあきらは、バツイチ子持ちでずっと年上の近藤に密かな恋心を抱くが、まさか好意をもたれているとは思いもしない近藤だった…。 ラブ・ストーリー。

「デッドプール2」

前作が殊の外面白かったのでついつい。お下劣なことこの上なく、それはもうユーモアとかエスプリなどのレベルではない笑いを取る。それが俺ちゃん、デッドプールなのである。なんの知識も持たず、公式HPさえ見ていない私が勝手に想像するに、デッドプール(ライアン・レイノルズ)はX-MENに半分憧れその裏返しで半分揶揄し、という自身も異形(ミュータント)、持てる特殊能力は不死身。ということでOK?で、その彼...

「蚤とり侍」

役者は良かった。ただし、54分民放テレビドラマなら。この作品は1時間半も引っ張る話ではない。っていうか、エロシーン長過ぎ。あそこを纏めれば少しは中ダレしなかったのかな、と思う。「こんな時代劇が観たかった!」と煽られても、「え〜…別に〜」という感じなのだ。役者はみんなそれぞれの役どころに上手く落とし込まれていて、キャスティングは秀逸だった。斎藤工は美味しい役だった。昔ならあの役は西島秀俊が演じ...

シン・メカゴジラ 静野孔文 瀬下寛之 『GODZILLA 決戦機動増殖都市』』

史上初となるアニメ映画版ゴジラ三部作。本日はその第二部となる『GODZILLA 

『GODZILLA/決戦機動増殖都市』(2018)

** ネタバレあり **三部作として作られるアニゴジの第二作。前作「GODZILLA/怪獣惑星」はかなり絶望的な状況で終ったが、今度は主人公たちが反撃開始!遺棄されたメカゴジラが2万年の時を経て進化。都市スケールに増殖し、メカゴジラ・シティと呼ぶべきものに。ここを拠点にゴジラを倒そうというのだが…。結局メカゴジラは名前だけで姿を見せないし、協力関係にあるはずの地球人とビルサルド、エクシフも一...

『デッドプール2』(2018)

** ネタバレあり **「デッドプール」の続編で<X-MEN>シリーズの12作目。ヒーローとして活動をしていたウェイド・ウィルソン(デッドプール)だったが、恋人のヴァネッサが殺されてしまい、悲観して自殺を図るも果たせず、コロッサスの説得でX-MENの仲間入りをすることに。そんな時に虐待され暴走しかけていたミュータントの少年ラッセル(通称”ファイヤーフィスト”)と出会い、彼が未来から来たサイボ...

コメント

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>決戦機動増殖都市

キャラが真面目くさって「メカゴジラ」とつぶやく度に吹き出しそうになりました。ハードに徹するようがんばってた映画でしたが、それだったらこの中二的なネーミングもいじったほうがよかったのでは

幸男、と言われたら普通はゲイっぽい。

のみとり&デッドプール2

こんにちは。弊ブログにコメント&TBをいただきありがとうございます。
のみとり侍もデッドプールも基本はエロネタやグロネタでウケを狙っていると思うのですが、どうも邦画の方はイマイチお上品かな、と。
下品ならなんでもいいか、といえばもちろんそんなことは無いわけなのですが、笑える、とか楽しめる、と言ったら私はやっぱり断然「デッドプール2」の方なんですよね。

Re: タイトルなし

こんちは、伍一どん。

> キャラが真面目くさって「メカゴジラ」とつぶやく度に吹き出しそうになりました。ハードに徹するようがんばってた映画でしたが、それだったらこの中二的なネーミングもいじったほうがよかったのでは

そうねえ、「メカゴジラ」よりは性質的に「ヒゲゴジラ」の方がまだ近い気がするのよ。おほほほほほほほほ。

Re: タイトルなし

こんちは、ボーさん。

> 幸男、と言われたら普通はゲイっぽい。

ちなみに、「はいからさんが通る」の主人公はベニチオ・デル・トロ、もとい、紅緒ですよ。

Re: のみとり&デッドプール2

こんちは、ここなつさん。

> 笑える、とか楽しめる、と言ったら私はやっぱり断然「デッドプール2」の方なんですよね。

「のみ取り」と「デップー」の笑い二つを比べると落語と漫才みたい。
「のみ取り」は熊さん、八つぁんみたいなキャラを丹念に作り込み、そのキャラの喜怒哀楽を笑いに変える。「デップー」は物語を進めながら、都度都度立ち止まり、高速でギャグを間にぶち込んでいく。今の笑いとして受けるのは後者ですね。前者も阿部寛のキャラっぷりはなかなか良かったんですが、史実みたいな、より大きな物語に話を進めてしまったので、単なる笑いの世界の住人としては存在感がぶれてしまったのかもしれない。

ゴジラ的なもの

ゴジラの名を冠したハードSFが作れるのも、「シンゴジ」が従来の怪獣映画のステロタイプを破壊しちゃったからでしょうね。
かといって新しい路線が定まっているわけでもないから、今はもうなんでもあり。
ギドラもモスラもなんか違う形で出てきそう。

デップー

ふじきさん☆
忽那汐里にもっと活躍してもらいたかったですね~
次回作があったら大活躍があるかも!?

Re: ゴジラ的なもの

こんちは、ノラネコさん。

そんな大儲けしてるようには見えないけど、3本ともちゃんと劇場公開してくれるのが東宝さん偉いなー。



> ギドラもモスラもなんか違う形で出てきそう。

何かオリジナルのデザインのままでは、出そうにないよね。

Re: デップー

こんちは、まだむさん。

> ふじきさん☆
> 忽那汐里にもっと活躍してもらいたかったですね~
> 次回作があったら大活躍があるかも!?

そうそう。それそれ。

>デッドプール2
「こつな」ではなく「くつな」という読み方だと知ったのは収穫でした。第二のゴーゴー夕張目指してがんばってほしいですね

Re: タイトルなし

こんちは、伍一どん。

> 「こつな」ではなく「くつな」という読み方だと知ったのは収穫でした。

「モツな」だったらホルモンっぽくて美味しそうだから「くつな」でいいでしょう。

こんにちは!

おっ!珍しくTBが反映された(∩´∀`)∩ワーイ

コメント&TBありがとうございました。
忽那汐里と聞いて真っ先に思い出すのが「ポッキー」のCM。
あのCMでの可愛さは神掛かってました。
なのでミュータント能力もポッキーを口でポキッと折った瞬間に波動砲が出るとかだったら俺ちゃん的には堪らんものがあったんですが、まあそれはないよなと(笑)。
これで終わらずX-MEN絡みの作品には出て欲しいっすね。

Re: こんにちは!

こんちは、ヒロ之さん。

> おっ!珍しくTBが反映された(∩´∀`)∩ワーイ

お手数かけます(設定的には野放しです)。



> 忽那汐里と聞いて真っ先に思い出すのが「ポッキー」のCM。
> あのCMでの可愛さは神掛かってました。

ようつべで確認してしまった。確かに可愛い。

忽那汐里さんの「は~い、ウェイド」ユキヲは確かに可愛かった
あんま話に絡んでこないのも好ポイントだった
(でも的確な箇所に入ってくる)

面白いところもあるはあるんだけど…前作の様に手放しで褒めてヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪にはならない。
なんか違うところ(リアル世界)でテンションあがらされて、直後にがっかりさせられてたから、余計に面白くなく感じたのかも
きっと鑑賞者のリアル感情とやらが邪魔したんだァ!

Re: タイトルなし

こんちは、makiさん。

> あんま話に絡んでこないのも好ポイントだった

すんげいい感じでマスコットぽいのよね。



> きっと鑑賞者のリアル感情とやらが邪魔したんだァ!

まあ、2作目はよっぽどの事がない限りみんな褒めるような映画にはならんですしね。

こんにちは!

予想してたのと違うメカゴジラでしたが、話そのものは面白くなりつつあるなあと感じました。
観終わった後に次が早く観たいなあと思ったので、自分的には1作目よりはストーリーを楽しんでいたんだろうなあ。

Re: こんにちは!

こんちは、ヒロ之さん。

> 予想してたのと違うメカゴジラでしたが、話そのものは面白くなりつつあるなあと感じました。
> 観終わった後に次が早く観たいなあと思ったので、自分的には1作目よりはストーリーを楽しんでいたんだろうなあ。

私、このシリーズを完全に認めている訳ではないのだけど、アイデアや構造はちょっと褒めざるを得ない。三作目も見たのですが、「こう来たか」と唸らせるところと「そうしちゃうの?」と認めづらいところが半々ずつあります。お楽しみをお待ちください。

こんばんは!

おっさんが大泉洋だったから子供に手を出さないという部分に説得力を持たせていたような気がします。
これが例えば志村けんだったら違和感あったかもとか書くと志村けんに失礼ですね私(てか何故志村けんが出てきたのか自分でも分からない)。

Re: こんばんは!

こんちは、ヒロ之さん。

原作マンガはもちっといかついタイプなんですよ。佐々木蔵之介とかでもいい感じ。でもまあ、志村けんは手を出すイメージですわな。

こんばんは!

阿部ちゃんの奮闘ぶりが可笑しかったですね。
まあ何も考えず成り行きをのんびりと愉しむ作品でしょうか。

Re: こんばんは!

こんちは、ヒロ之さん。

> まあ何も考えず成り行きをのんびりと愉しむ作品でしょうか。

何も考えずに饂飩粉塗られてえ。
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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