ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『かあちゃんしぐのいやだ』『夜の鼓』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「女優有馬稲子」から1プログラム。
意識して有馬稲子を見るのは初めて。かーいーのう。

◆『かあちゃんしぐのいやだ』
五つ星評価で【★★★★有馬稲子の母ちゃんかわいい♡】
1961年、白黒、82分。初見。
語り口が子供に諭すように非常にソフトで、分かりやすい分、芸術っぽさは薄れているのだが、大変しっかりした映画。
主役は文才のある弟とちゃっかり屋の兄の小学生兄弟で、有馬稲子はその母。父が肺病持ちで家族4人ひたすら貧乏。貧乏な中でも情愛のある生活がいいなあと思わせるのは、この21世紀の生活にやはり潤いが乏しいからか。まあ、基本、自分マザコンだからな。木下恵介(脚色)の語り口は自分に合っているのかもしれない(んなこと言ってるのに木下恵介関連映画なんてきっとこれしか見てないぞ)。
有馬稲子、真野恵里菜に似てる。かーいーのう。これが「ミナミの帝王」だったら子供がいてもソープに沈められるだろうし、「必殺シリーズ」だったら女衒に売られて売られてたまらない。いいなあ(「いいなあ」じゃない!)。子供が主役だからだろうけど、有馬稲子についてはロングが多くてアップが数えるくらい。それで逆に上品に感じる。

子供が寝巻きに着る「#」柄の浴衣、マンガか何かで見た事がある気がするけど何だろう?



◆『夜の鼓』
五つ星評価で【★★今井正っぽい正しい感じ】
1958年、白黒、95分。初見。
立派かもしれんが展開に逃げ場がない映画はつらい。基本、悲劇は苦手。
この映画の有馬稲子は化粧が濃くって「びびび」と来ない。割とアップも多く、感情もアケスケでエロい部分もありーのなのが、格式高い映画ながら下品っぽく見える。そういう役であり、女優としてチャレンジングであるのだけど、私はかーいー有馬稲子が見たかったのだな。うむ、残念(自分が)。下品と言えば野暮が到達しすぎてモロというかリアルに暑苦しい三國連太郎も生の人間と言えば生の人間だが、正しい事をやっているのに上品には見えない。あー息苦しい。金子信雄はいつも通りだけど、うーん、何かこの厳格な映画の中でも個性を貫けるというのはそれはそれで不思議。それだけスケベに磨きがかかってるという事か。殿山泰司や東野英治郎ですら何かいつもより制限された演技をして感じるのに。あっ、鼓の人、森雅之なのか。シャンとしてるけど、やはり押し切られてしまう役なのだな。この人はいつも押し切られてしまう(晩年はともかく、若い時分はそんなイメージじゃない?いや、浴びるほど見てないからそんな事いえない、、、ホモじゃないから森雅之を浴びるほど見なくてもいいと思うし、、、変な脱線の仕方をした)。『夜の鼓』ってタイトルがエロい。



【銭】
通常二本立て興行価格1500円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
かあちゃんしぐのいやだ@ぴあ映画生活
夜の鼓@ぴあ映画生活
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