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『怪談新耳袋Gメン冒険編 後編』『心霊ツアーズ』キネカ大森1

2018年夏のホラー秘宝祭しばりの後編。
前編は新作3本、後編は新作2本。

◆『怪談新耳袋Gメン冒険編 後編』キネカ大森1
五つ星評価で【★★怪異に出あうのは難しい】
前編が姉妹遺棄山道、E字老人ホーム、自殺橋
後編が心霊マラソン、心霊トンネル、山小屋
書いておかないと分からなくなる。もう、忘れかけてる。

後編三つの怪異に挑むが尻窄みにつまらなくなる。
ちなみに前編も冒頭の山道がピークで、老人ホームと自殺橋はそんなでもない。

各心霊スポットで不謹慎な行動を取るのは、道義的には見ていてイヤなのだけど、そうしてでも怪異に会いたいという熱意の現れだから、それで気が狂ったメンバーがいる訳でもなし、行きつく所まで行くしかないのかもしれない。

前編後編合わせて「姉妹遺棄山道」と「心霊マラソン」が怖いのは、「山道」は具体的にイメージしやすい事件が現実に存在するリアル感がある事、そして「山道」「マラソン」とも一人ぼっちに突き放された、原初的な肝試しの怖さがある。どのスポットでも体験は基本一人ずつなのだが、「山道」は心霊スポットに付くまでが遠いので放置具合がひどい。「マラソン」は各心霊スポットに一人ずつ配置される事から、もし、何か本当の怪異が現われた所で、誰も助けに来れないという、ぼっち感が強い。これが観客にも自然、伝わるのだと思う。

「トンネル」はともかく、「山小屋」はやってる事の怖さが伝わって来ない。「何もしない」のはメンタルで考えると一番怖いのかもしれないが、そのメンタルが観客には伝わらないからだ。ただ、逆に「何かを仕掛ける(=ミッション)」と言うのはミッションを仕掛ける事により、怖さを逆に忘我する面もあるのではないか? でも、映像としては伝わりやすい。この辺りの匙加減が難しい。

「トンネル」「山小屋」での怪異が寄りやすくなる新しい仕掛けは、明確な結果(パンクは含まない)が出なかった分、「口だけ」感が強い。使用時と未使用時での機械故障率や明らかに異なる状況が分かれば良いのだが、特に変わった感が感じられなかった。

藤田恵名のEDテーマ曲『境界線』が死ぬほどカッコいい(死なないけど)。
一回目は時間を間違えて冒頭5分見損ねた上で、山小屋のラスト寝落ちしたのだが、スタンプ5つ集まって旧作見るのとこれを再見するのでこっちを選んだが、EDだけで満足した、という事にしておこう。


◆『心霊ツアーズ』キネカ大森1

▲みんな悪い子じゃなさげだけど誰が誰だかは分からない。

五つ星評価で【★★若い肝試し系】
基本、『怪談新耳袋Gメン冒険編』と構成は変わらない。怖い心霊スポットにグラビア姉ちゃんを行かせて、ミッションやお札を取って来させるリアル肝試し。「2019年ホラー秘宝イメージガール」の冠を争ってと言うが、それは争うに足るような冠でない事は、ホラー秘宝の観客ならみんな知っているだろう。みんな頑張り屋さんだが、映画としては何が起こる訳でもなく、誰が誰だかも最後まで覚える事も出来ず、怖くもなく、可愛くもなく、ナレーター癖強くてうるさいなみたいなだけ。

2018ホラー秘宝新作5本のうち、3本が山口幸彦プロデューサーのプロデュース兼出演作品ってのはどうなの? 『怪談新耳袋Gメン冒険編 後編』で軍人の霊に「会社の仕事の辛さ」をグチっていた山口Pであるが、その山口Pのガス抜きにこの作品があったのか、ガスが貯まる元凶として、この作品があったのかは分からない。


【銭】
『怪談新耳袋Gメン冒険編 後編(1回目)』:テアトル会員割引1300円。
『心霊ツアーズ』:テアトル会員割引1300円。
『怪談新耳袋Gメン冒険編 後編(2回目)』:ホラー秘宝スタンプラリー5スタンプ集まったので無料。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
怪談新耳袋Gメン冒険編 後編@ぴあ映画生活
心霊ツアーズ@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ホラー秘宝2018前編@死屍累々映画日記・第二章
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『心霊ツアーズ』(2018)

<夏のホラー秘宝まつり2018>で上映されたドキュメンタリー映画。原あや香、ミシェル・ヤン、池尻愛梨、松川千紘の4人のグラビアアイドルが、心霊スポットに潜入。用意されたミッションをクリアしてポイントを獲得し、優勝者は2019年度の<ホラー秘宝イメージガール>に選ばれる、というもの。監督は窪田将治。 要するに深夜の廃校で一人ずつ肝試しをやるというものだが、焼却炉の中に隠されたぬいぐるみの撮影、...

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ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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