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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ちゃっきり金太』神保町シアター

五つ星評価で【★★その締め方はいかんやろ】
企画「伴淳三郎と三木のり平」から1プログラム。
1958年、白黒、72分、初見。
エノケンの同名作品のリメイク。巾着切り(きんちゃくきり=スリ)が訛って縮んで「ちゃっきり」。~の金太=のり平が薩摩の田舎侍から密書入りの財布を掏った事により追われる身になる。この密書はのり平がトイレに置き忘れてきたので、理由なく追われるナンセンスになるのだが、思ったよりこの追っかけによるギャグが展開されないし、思い切ったドタバタも見せてくれないしで、終わり方もテキトーでゆるい映画になった。
主役の金太に三木のり平。ふーん、こーゆー人なのね。一つ一つの挙動におかしみがある(寄席的に言うと「フラがある」って奴)。強烈なギャグを手持ちにしていると言うより、他のキャストとの関係性やはめ絵が嵌らないようなおかしさが持ち味なのだろう(これ一本しか見てないから判断付かない)。「ごはんですよ」ののり平と違うのは時代劇だからか眼鏡がない。眼鏡は顔立ちをソフトにする。
スリの金太にべったりくっ付いてるルパンに対しての銭形みたいな岡っ引きが有島一郎。こっちも時代劇だからか眼鏡なしである。眼鏡がない有島一郎って初めて見たけど、けっこう人相悪い。何か唐突に犯罪とか犯しそうな顔。手足が長くてルパン三世みたいである。
財布を掏られる薩摩の田舎武士・西郷泡盛が由利徹。おいしい。由利徹出てきただけで笑いを取る。スタンスが没年時と全く変わっていない。まんま由利徹であるのが見ていてしっくり落ち着く。はっきり言って由利徹の方が好き勝手やってて三木のり平より美味しい。
どこが良いのか分からないちゃっきり金太にゾッコンな酒場の可憐な少女に扇千景。かーいーのう。有島一郎にセクハラ受けるカットは今だったら没だろう。
密書に絡んで三木のり平を付け回す謎の女に中田康子。味のある顔である。

あんな適当な終わりはないだろう。
尺分もう撮れたから終わりです、みたいな終わり方だよ。


【銭】
一般料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ちゃっきり金太@ぴあ映画生活
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