
▲なかなかいいポスター。
五つ星評価で【★★★水井真希の暗躍以外は極めてルーチン的】
女性性器に歯が付いてるから『歯まん』。なら、映画『受難』の女性性器が古舘寛治の顔になってしまうのは「古舘寛治まん」とでも言うのか。いや、最初から脱線した。
主演の女の子(馬場野々香)が魅力的だけど裸が神々しくないと言うか、題材ゆえなのかSEX描写が寒々しく、幼女がいたぶられているようなイヤさが全編に渡って継続してしまうのは辛い。そういうの見に来たんだろうと言われればその通りなんだけど、ノイローゼや鬱描写がリアルで、気の抜ける場面がない。彼女が見知らぬ彼氏に優しくされる事、そして徐々に感情を交流する事で幸せオーラが負のオーラを打ち消したりすればいいのに、その辺がどうにもずっと一定なのがキツイ。そんなのはコロコロ変わったりしないというのが正論なのだろうけど。物語としての体裁を保てているのは水井真希の活躍が変化球で面白いからである。
SEXで人を傷つけると自覚したのでSEXできない少女
SEXで死んだ少年
少女をSEXの対象としか見ず襲う八百屋
少女と覚悟のSEXをする青年
エンドロールのカマキリの映像の概念からは外れるが、SEXする事で女子を死に至らしめる「槍ちん」男を出したら面白かったのではないか? 槍ちん男は相手の事など考えずバンバンやり殺していき、最後に青年の目の前で歯まんとSEXしようとする。どちらが勝つにしても盛り上がりそうである。
【銭】
UPLINK水曜1100円均一料金。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・歯まん@ぴあ映画生活
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