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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『コレラの城』『怪盗X 首のない男』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「俳優が監督するとき」から2プログラム。

◆『コレラの城』(ネタバレ)
五つ星評価で【★★★】
1964年、白黒、96分、初見。
丹波哲郎+菊池靖監督。
時代劇としてはあまり使われていない珍しいネタを二つ使っている。一つは題名にも使われている「コレラ」。でも、題名に使われているくらいで、「コレラ騒動後の城」なので、人気がまばらみたいな風にしか使われていない。もっと能動的に使えばいいのに。
もう一つはお取り潰しになる藩の姫様が切支丹であり、悪事と思われていた砂金の密貿易も自分達の新天地を得るがための行為だった事。ちょっとこの設定には唸った。最終的に主役の丹波哲郎はこの姫様側に付く。つまり、それを正義とする。丹波哲郎って変節漢の役もよくやってるので、最初は金の匂いに寄ってきた野良犬風なのが気移りするのも違和感がない。姫は姫で理念があるからいいだろう。それに敵対する幕府の犬もまあ立場上、戦わざるをえまい。問題はただ一人、旧藩家臣の稲葉義男。この男は最後まで姫に尽くす切支丹の一人だが、砂金密貿易の際には秘密を知られる事を恐れて、善人の船乗り達を皆殺しにした男なのである。いや、そんな切支丹はいないだろ。オウムかよ。



◆『怪盗X 首のない男』
五つ星評価で【★★何か怪盗Xに魅力がない】
1965年、白黒、84分。初見。
小杉勇監督。構図としては怪盗(宍戸錠)+謎の女(松原智恵子)に私立探偵と女性記者(川地民夫&山本陽子)、警部(宍戸錠)が挑む。盗む盗ませないのアイデア合戦は面白いが、怪盗が昔ながらの理由もないのに悪い奴で、好きになれない。スマートじゃないのだ。怪盗が警部に偽装するのもあまり理由がなく、宍戸錠が一人二役だからみたいな理由にしか思えない。サブタイトルの「首のない男」も何故「顔のない男」ではいかんのか全く分からない。



【銭】
それぞれ通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
コレラの城@ぴあ映画生活
怪盗X 首のない男@ぴあ映画生活
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